四王寺山
四王寺山は、最高点のある大城山を中心に、岩屋山、水瓶山、大原山と呼ばれる4つの山から構成され、総称として四王寺山と呼ばれています。そこには古代山城である大野城跡が残っており、大野城最大の石垣「百閒石垣」や「増長天礎石群」、「毘沙門堂」など、城内の約80%が宇美町内にあります。大野城跡は、国指定特別史跡に指定されています。
拠点情報
四王寺県民の森
明治百年記念事業として公園化され、「県民の森」として1976年6月にオープンしました。自然公園となっており、春の花、初夏の新緑、秋の紅葉や野鳥など、森の四季を感じながら森林浴を楽しむことができます。また、管理センター、学習研修館、学習展示館などもあり森林について学ぶこともできます。
■設備情報
駐車場:あり/トイレ:あり/飲料補給:あり/キャンプ:不可
みどころ情報
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百間石垣
百間石垣は、全長180mの大野城跡最大の石垣です。内部まで石を積めた「総石垣」構造となっています。石垣の一部では隙間があり、そこから水が流れていることから、これも水門の一部と考えられています。
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尾花礎石郡(焼米ヶ原)
大野城の南の山頂部に位置します。近くの土塁の上からは、九州国立博物館や基肄城跡が展望できます。ここには10棟の礎石建物跡があり、そのうちの1棟の建物周辺からは、黒く炭化した米がたくさん採集されたことから「焼米ヶ原」と呼ばれています。
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毘沙門堂
普段は静寂に包まれていますが、正月3日には早朝から午前中にかけて四王寺毘沙門詣り(宇美町指定無形民俗文化財)が行われ、多くの参拝客で賑わいます。参拝者は、お堂の前に置かれたお盆からお賽銭を借りて帰り、翌年の参拝時に借りたお賽銭の倍の額を返し、また新たにお賽銭を借りて帰るということを繰り返します。このお詣りをすることで、1年間お金に不自由しないと言い伝えられています。
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