大隈石棺
戦後間もない昭和26(1951)年。村営住宅の工事中に突如、巨大な石棺が現れました。当時、高校教諭で考古学の研究も行っていた森貞次郎氏(後の九州産業大学教授)のもと調査を開始。その結果、弥生時代終わり頃の権力者を埋葬した墓であることが分かりました。
発見時は、直径17m、高さ1.5mほどの盛土が石棺を覆っていました。石棺は、長さ約1.9m、幅0.7m、高さ0.7mの大きさで、天井には厚さ30㎝の分厚い大きなふた石が2枚使われています。また、石棺の中からは、埋葬時に納められた内行花文鏡(ないこうかもんきょう)と呼ばれる銅鏡と管玉が出土。大きな石棺や豪華な埋葬品などから、この権力者は、石棺が位置する多々良川流域を中心に影響力を及ぼしていた人物像が浮かび上がりました。
この大隈石棺は、弥生時代から古墳時代へ移り変わる時期の重要な遺跡として、昭和30(1955)年に県指定史跡となりました。現在、盛土は消滅していますが、石棺は現地に保存されていて常時見学できます。
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基本情報
住所 | 福岡県糟屋郡粕屋町大字上大隈644 |
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電話番号 | 092-939-2984 |
営業時間 | 入場自由 |
駐車場 | なし |
アクセス情報 | 西鉄バス「上脇田」バス停 徒歩3分 |
ウェブサイト | 平塚古墳 |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
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