立岩遺跡
たていわいせき
前漢時代の鏡など貴重な副葬品が出土した甕棺墓群
飯塚市中心の立岩丘陵地にある弥生時代の遺跡群を総称して「立岩遺跡」と呼ばれています。遺跡群の中で中心となるのは「立岩堀田遺跡」です。
立岩遺跡は、1933(昭和8)年の市営グランド造成工事中に発見されました。1963(昭和38年~1965(昭和40)年にかけて、堀田遺跡の調査が行われ、前漢鏡(前漢時代の中国で製作された鏡)10面をはじめとする、多くの副葬品を有する甕棺(かめかん)墓群が発見されました。それらは弥生時代の日本の社会や文化を知る貴重な資料であり、1977(昭和52)年に国の重要文化財に指定されています。
特に10号甕棺は出土品から、この地域を支配していた王墓と考えられています。ゴウホラ貝の腕輪を着けた人骨(男)は一見の価値があります。ゴウホラ貝は南方の海でしか採れないため、この時代に立岩と南方の地が交易で繋がっていたと考えられており、立岩が魏志倭人伝の不弥国(ふみこく)ではないかと唱える学説もあります。
出土品は、「飯塚市歴史資料館」にて保存・展示されています。
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基本情報
住所 | 福岡県飯塚市立岩1716-3 |
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営業時間 | 入場自由 |
駐車場 | なし |
アクセス情報 | JR新飯塚駅から徒歩15分 |
ウェブサイト | 飯塚市歴史資料館 |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
- エリア
- 筑豊エリア
- カテゴリー
- 史跡・古墳・遺跡