出雲大社福岡分院

西区今宿にある「出雲大社福岡分院」は、明治28（1895）年に現在の中央区大手門付近に、島根県出雲市「出雲大社」の分霊を祀り、創建されましたが、昭和20（1945）年6月の戦時下、福岡大空襲によりすべての建造物を焼失。昭和48（1971）年4月に現在地に場所を移し再建されました。

御祭神の大国主大神（おおくにぬしのおおかみ ※一般にはだいこく様と称され親しまれている）は、またの名を大巳貴神（おおなむちのかみ）・大物主神（おおものぬしのかみ）・葦原色許男神（あしはらしこおのかみ）・八千矛神（やちほこのかみ）・大国魂神（おおくにたまのかみ）など、多くの御神名を持ちますが、これは神の御霊力が無限に示され様々な御神徳を発揮されているからです。

古事記によると、大国主大神は天照大神（あまてらすおおみかみ）の御神勅によりこの国土の奉還を果しました。その功績により出雲の国に宮殿を造った、これが「出雲大社」の起源であると書かれております。

出雲の神様は「縁結の神」として有名ですが、それは日本書紀に「吾は将に退きて幽事を治めむ」と書かれていることに由来します。これは「世の人々の目に見えない一切の縁や運命を統裁しよう」と言う意味です。

良縁のご利益を授かりに「出雲大社福岡分院」に参拝してみてはいかがでしょうか。御利益があると女性に人気のえんむすび守や縁結びの糸も授かることができます。

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