笠置山
宮若市と飯塚市の境界をなす「笠置山(かさぎやま)」は、標高425mの山城です。かつては南の嘉穂(かほ)盆地を見下ろし、北の千石峡(せんごくきょう)を背にするなど、自然の地形を利用して敵が攻めてくるのを防いだ天然の要塞でした。山頂には笠木城跡があり、本丸、二の丸、三の丸や空堀、石垣の跡などがみられます。笠木城の築造については、一説には永禄11年(1568年)以前に宗像氏の手によってつくられ、その後、秋月氏に移ったとされています。笠置山麓の千石には、大屋敷、小屋敷、屋敷町、小姓町などの字名が残り、当時の繁栄の様子が伺い知れるところです。また笠置山は、宮若市磯光(いそみつ)地区の天照(てんしょう)神社に祀られている祭神・饒速日尊(にぎはやのみこと)が降臨した山ともいわれています。饒速日尊は、天孫降臨(てんそんこうりん)をした神として知られる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の兄にあたり、古代の有力な豪族である物部氏(もののべし)の祖という説もあり、大変興味深いポイントです。山頂尾根には、低地にまとまって見られることが珍しいアカガシとイヌシデの大木があり、これも見どころの一つです。
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基本情報
住所 | 福岡県飯塚市庄司 笠置山 |
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駐車場 | あり |
アクセス情報 | 若宮ICから約25分 |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
- エリア
- 筑豊エリア