石並古墳
いしなみこふん
墳丘の全長は68mで、直径58m、高さ55mの後円部に先端幅20mの低い前方部がつき、墳丘のまわりには幅6mの二重の周濠がめぐっている。後円部に比べて、前方部が著しく短く低い特徴があり、帆立貝式と呼ばれる前方後円墳である。
後円部の頂上には径17mほどの平坦面があり、その周りから円筒埴輪が発見されている。墳丘の側斜面には海岸から運んだ檪を使って葺石がされている。
石並古墳は、五世紀半ばに築造されたものである。古墳の周りには同じ五世紀代の稲童19号、21号墳などの円墳があり、21号墳からは甲冑類をはじめ豊富な副葬品が発見されている。
石並古墳をはじめ稲童古墳群を築造した本地域の豪族層が、大和政権にとって極めて重要な人物であったことを物語っている。
基本情報
住所 | 福岡県稲童 |
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問い合わせ先 | 0930-25-1111(行橋市文化課) |
アクセス情報 | JR日豊線「新田原駅」から徒歩約35分 |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
- エリア
- 北九州エリア
- カテゴリー
- 史跡・古墳・遺跡