大分廃寺塔跡
だいぶはいじとうあと
奈良時代初期、8世紀初めの建立と推定される寺院の塔跡である大分廃寺塔跡は、塔の中心柱を支えた心礎を中心に16個の礎石がほぼ完全な状態で残っています。
塔の中心柱を支えた大型の心礎は直径約80cmの柱穴をもち、これより塔の高さは30m余りの三重塔であったと推定されます。また、柱穴は二条の排水溝があり、水がたまるのを防いだのではないかと考えられます。近年の調査において、寺域は南北約94m、東西約102mの広大な寺院であったことが確認され、大規模な伽藍を有する寺院であったことがうかがえます。
また、塔跡近辺より蓮華の模様が施された新羅系や百済系の軒丸瓦や軒平瓦が出土しました。
現在、見ることができるのは塔跡のみですが、当時、大宰府から豊前田川地方を結ぶ官道沿いで新羅系古瓦を用いた三重塔を有する大分廃寺は威容を誇っていたことでしょう。
種別:国指定史跡
築 : 奈良時代
※体験
方法: 常時
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基本情報
住所 | 〒820-0712 福岡県飯塚市大分字塔床718 |
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電話番号 | 0948-22-3511(飯塚観光協会) |
料金 | 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス情報 | JR「筑前大分駅」から徒歩約10分 |
ウェブサイト | 関連サイトはこちら |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
- エリア
- 筑豊エリア