鴻臚館跡

こうろかんあと

「鴻臚館」とは、平安時代に築かれた外交使節の接待に使用した迎賓館で、平安京(京都)、難波(大阪)、筑紫(福岡)の3ヵ所に設けられました。

その中で唯一遺跡が確認されているのが、福岡市中央区にある筑紫の「鴻臚館」です。7世紀後半から11世紀まで約400年の間、遣唐使や新羅の使節団、商客らを迎え入れたとされます。1987年、平和台球場外野席改修の際、遺構の残存が発見され、翌年から発掘調査が始まりました。当時の宿泊所「宿房」を復元したほか、展示館では7~11世紀の中国の青磁気や西アジアのガラス製品など、出土した遺物が展示されています。

築 : 奈良・平安時代
※バリアフリー
スロープ・盲導犬同伴可能

基本情報

住所 〒810-0043 福岡県福岡市中央区城内
電話番号 092-721-0282(鴻臚館展示館)
FAX番号 092-721-0282
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 12月29日~1月3日
料金 無料
駐車場 69台(2時間/300円)
アクセス情報 福岡市地下鉄「赤坂駅」から徒歩約10分
ウェブサイト 公式サイト
福岡市の文化財サイト

※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

"ご来福"で願いを叶えよう "ご来福"で願いを叶えよう

鴻臚館は、中国・唐や朝鮮・新羅の外交使節をもてなすとともに、日本の外交使節である遣唐使や遣新羅使が旅支度を整えるためにも使用されました。
1987(昭和62)年、平和台球場改修工事に伴う発掘調査の結果、鴻臚館の名にふさわしい、中国陶磁器やイスラム陶器、西アジアに由来するガラス製の器など、国際色豊かな遺物が出土しました。また、周囲より5mほど高い台地の上に造られていたこと、中央の堀を挟んで南北に2つの建物があり何度か建て替えられていたこと、南北を行き来するための橋が架けられていたことなどもわかっています。
2004(平成16)年に国史跡に指定。現在は、鴻臚館跡展示館と鴻臚館広場を整備し公開しています。鴻臚館跡展示館は1995(平成7)年に完成し、遺跡の上に覆屋を建て、発掘された礎石などの建物跡とその復元模型を公開しています。鴻臚館広場は2016(平成28)年に完成。奈良時代前半頃の南北二つの建物を囲む塀、トイレ、堀、橋などを、それぞれの場所に地表表示しています。

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エリア
福岡エリア
カテゴリー
史跡・古墳・遺跡

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