かすり工房「藍の詩」 冨久織物

かすりこうぼうあいのうた とみひさおりもの

久留米絣の織元。手織りと機械織りの両方を行っており、それぞれの良さを活かした織物を作っている。動織機は、なんと約100年前から使われているものだという。その日の気温や湿度などで調子が変わるので、音の変化に耳をすませ毎日のチェックが欠かせない。少々の故障は、自分達で直すんだそう。また、手作業で行う藍染めと、ピンクや黄色などカラフルに染まる化学染料での機械染め、どちらも行っているのも絣の織元としては珍しい。得意としている柄は、中柄や幾何学模様のもの。同工房を支えるのは、三代目の冨久公博さん・須恵子さん夫妻と、その息子さんである四代目の冨久洋さん夫妻。公博さん、須恵子さん、洋さんの3人は、「重要無形文化財久留米絣技術保持者会」の会員でもある。手くくり・染め・織りの技術伝承者として、江戸末期からの歴史がある久留米絣の伝統技術を継承し、次世代に伝えていく大切な存在だ。また、須恵子さんが工房で製作した絣で手作りするパッチワーク小物は、すべて1点物の温もりあるすばらしい作品ばかり。
同工房では、毎月第2・4水曜日の13:00からパッチワーク教室(1回1,000円)も開いている。アドバイスを受けつつ、自分で作りたいものを楽しく作れる教室だ。興味がある人は、事前に予約をしてから通ってみて。反物や手作り小物は、広川町の「絣祭り」や「久留米地域地場産業振興センター」(福岡県久留米市)での「藍・愛・で逢いフェスティバル」、また、年1回11月末~12月頭に同工房内にて開かれる展示会にて手にすることができる。展示会では、通常より低価格で出されているので要チェック! 工房見学や、藍染め・はた織り体験(4人~10人)も可能。体験希望の人は、2週間前までに電話予約が必須。

基本情報

住所 〒834-0114 福岡県八女郡広川町太田1236-1
電話番号 0943-32-1048(かすり工房「藍の詩」 冨久織物)
FAX番号 0943-32-1048
営業時間 10:00~17:00
定休日 無休(臨時休業あり)
駐車場 6台
アクセス情報 九州自動車道「広川IC」から約5分
ウェブサイト 公式Facebook

※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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エリア
筑後エリア
カテゴリー
特産・お土産 工芸品 ショッピング

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