宮原隆窯
みやはらりゅうよう
福智山ろく花公園からほど近くにある「宮原隆窯」。同窯元は、約400年前に筑前国藩主・黒田長政が朝鮮の陶工を連れ帰り築窯させたといわれている高取焼発祥の地・宅間窯跡の近くにあり、山々に囲まれた風光明媚な場所に位置する。建築会社を退職し、陶芸家へ転身した窯主・宮原隆次さんは、高取焼の枠にとらわれず、焼締めや粉引などさまざまな技法を使い作陶を行う。作品は、建築物を思わせるような美しい線や歪み、空間使いが特徴で、見る人に新鮮な感覚を与えてくれるだろう。「深草文花器」(下写真)は、成形後に化粧土によるタッピングで陰影を出し、和紙のような手触りのある表面には、やわらかな光が射す風にゆらぐ萱のような模様が描かれている。毎年7月と12月には窯開きが行われ、テーマにあわせた新作の発表を行っている。季節によって置いている器の雰囲気も変わるので、何度でも訪れて新しい発見に出会いたい。
基本情報
住所 | 〒822-0005 福岡県直方市永満寺宅間1055 |
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電話番号 | 0949-24-6620(宮原隆窯) |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 5台 |
アクセス情報 | JR筑豊本線「直方駅」から車で約10分 |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
- エリア
- 筑豊エリア
- カテゴリー
- 工芸品