山川朝市

やまかわあさいち

結成約20年という山川町の朝市。生産者が自分の畑で採れた野菜を持ち寄って売る直売システムをとっており、商品の中心は、根野菜やトマト、キュウリ、ナスなど。利用者のほとんどが近くに住む人たちで、野菜のできばえや調理方法などを話しながら購入している。結成当時は、約20人の生産者で運営されていたこの市も、高齢化や大型スーパーの台頭に伴い、現在はリーダーの池田さんを中心とする3人の女性グループで行う小さな規模に。しかし、「ここの野菜がおいしい」「この市があるから助かる」という長年の利用者も多く、「これからも、消費者のみなさんに喜んでもらえる野菜作りを続けていきたいです。」と池田さん。また、消費者との交流も大切にしており、田植から収穫まで、生産者と消費者が共に行うもち米作りは毎年の恒例行事。年の瀬には、その米で正月用のもちを作り、販売している。