森林セラピー基地うきは「つづら棚田の散歩道」を歩いてみた!レポート-1

森林セラピー基地うきは「つづら棚田の散歩道」を歩いてみた!レポート

森を楽しみながら心と身体をリラックスさせる森林セラピー。福岡県内では、4つの市町にコースがあります。

森と清流に囲まれ美しい棚田をもつ「うきは市」は、自然だけでなく街並みにも昔ながらの風情が残ります。日本三大四国として有名な「篠栗町(ささぐりまち)」は広大な景勝地の中に八十八ヶ所の札所があり、全国から年間100万人を超える人々が訪れます。「八女市」にはリラックス効果をもたらすフィトンチッドが豊富なスギやヒノキの針葉樹が広がり、「豊前市(ぶぜんし)」ではさまざまなワークショップが開催されるほか、6月には1万5千本の色鮮やかなあじさいを楽しむことができます。


森林セラピーとは

「森林浴」という言葉をよく耳にします。「森の中に入ると何となく心地よくなる」という印象ですが、実は研究によって具体的な生理的効果が解明されています。この結果をもとに、森を活用して心と体の健康づくりや疾病予防をする「森林セラピー」が全国各地で取り組まれています。そして、うきは市も「森林セラピー」に認定された森を持つ場所。森林が持つリラックス効果が実証され、2008年に森林セラピー基地として、北部九州で初めて認定されました。


つづら棚田の散歩道コース

うきは市で楽しめるセラピーロードは「つづら棚田の散歩道コース」です。

森林セラピーのガイドの会「うきは市癒しの旅先案内人協会」の案内人さんと共に、ゆっくり時間をかけながら、癒しの道を巡っていきます。こちらのコースの魅力は、森林だけでなく、石積みの美しい棚田「つづら棚田」がある美しい農村の景色も楽しめることです。はるか昔に手積みされた石垣が織り成す、約300枚の棚田の景色は圧巻。春の水田、夏の青々とした田んぼ、秋の稲穂や彼岸花、冬の茶色い素朴な景色と、四季折々の風景を楽しめます。


コース途中には、杉のチップが敷き詰められたチップ広場で、ちょっと休憩も。ふかふかのチップの上に腰掛けると、気持ちのいい木々の香りに包まれます。ゆっくり座ったり寝っ転がって、思い切り深呼吸して、しばしリラックス。森に包まれたような心地は、ここでしか体感できない特別な時間です。季節によって、このチップ広場でヨガを楽しめる森林セラピーイベントなども開催されるそうです。


普段は入れない棚田の中の道を歩けるのも、このセラピーロードの魅力。石垣を間近で見て触れると、一つ一つ積み方や石の形が違って、これだけの石垣を手積みした昔の人の技術にも驚かされます。案内人さんがこの土地の歴史や自然のことも教えてくれるので、この景色をより一層深く楽しめます。約2kmを約2時間かけてゆっくり歩くこのコース。日本人の心の原風景や豊かな森の景色に全身が包まれて、心身の奥底から気持ちよくリフレッシュできる、心地よい森林浴体験でした。


「森の案内人と歩く森林セラピー」は、ガイド1名につき5,000円(1〜5名まで対応)。さらに、ハーブティーやお菓子付きの「森林セラピー+森のティータイム付きプラン」(参加者1名につき3,500円・最小催行2名)、天然精油のスプレーも作れる「アロマスプレー作りプラン」(参加者1名につき3,500円・最小催行2名)と、より美容や健康を楽しめるアクティビティ付きプランもあります。いずれも参加希望日の7日前までの申し込みなので、ぜひ美活を楽しむ旅の予定に入れてみては。


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