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【ツアー・オブ・イースト台湾】「九州台湾自行車交流プロジェクト」派遣団が初参加、絶景の中をサイクリング!【その4】
2024年9月21日~22日の2日間、台湾でサイクリングイベント「Tour of East TAIWAN(2024環花東210/160サイクリングチャレンジ)」が開催されました。
今回、九州からこのイベントに参加する「九州台湾自行車交流プロジェクト」第1回派遣団がツアーを楽しんできました。
その模様をベキさんが4回に分けてレポートします。
取材・文/BEKI 撮影/鳥越毅
始まりました!環花東サイクリングチャレンジ2日目!
サイクリング2日目の朝。宿泊したお宿「瑞穂蜜滋賀温泉」を出発し、約65km先のイベントスタート地点・花蓮市の「太平洋公園」を目指す、なだらかな平野部を進むルートです。
昨日の海沿いではなく、内陸部を戻ります。
台湾の天気予報は外れやすいと聞いていましたが…この日の雨予報も見事に外れ、曇り空で走りやすい1日に。雨に降られず、本当に良かったです。
今回のイベントについて台湾の参加者は、2日で360km走るコースにエントリーされている方が多いと聞いていました。
初日は、台湾のサイクリストとあまり一緒には走れませんでしたが、2日目はルートが被っていて、たくさんのサイクリストとすれ違うことができました。
台湾の方々と一緒に走ってみての感じたのは、「チームでの団結力がすごい」「ジャージの着こなしがおしゃれ」「若くてフレッシュな方が多い」です。
また、チームでのエントリーが多く、クラブチームのジャージを着ている方が目立っていました。
沿道にはサポートカーがあちこちに止まっていて、そこで補給をもらったりしていて、本気度が違う!と痛感。
360kmの方はレースということもありますが、ロードバイクにかけている情熱が感じられ、日本でも同じようなイベントを開催したいな…と思いました。
かっこいい!台湾チーム
私は“サイクルジャージおたく”で、100着以上持っている!? ので、みなさんがどんなジャージを着ているのか興味津々で見ていました。
そんな中で目立ったのが「パスノーマルスタジオ」「アタッカー」「カフェ・ド・シクリステ」「ラファ」などのブランドで、どれもとっても洗練されていて、みなさんスタイルも良いので、その着こなしに見惚れてしまいます。
特に「パスノーマルスタジオ」は、台湾で一番人気のブランドだと現地の方に聞きました。
そんな台湾のチームはガンガン踏んで、「トレイン(隊列)」を組んでどんどん通過していきます。時々一緒に乗せてもらって、「加油(ジャーヨー)!」と、お互い応援し合いました。
国は違えど、同じサイクリスト。「自転車が好き!」という気持ちは一緒なので、私は「仲間」という意識で一緒に楽しませてもらいました。
今回の旅の合言葉である「加油」、この日は何度も口にしました。
昨日の海沿いアップダウンコースとはまた違って、今日のルートは平坦で、道も驚くほど綺麗で広くて走りやすい環境。
ただ街中を走るので昨日より格段に信号が多くなり、3kmほど走ったら信号ストップ、そしてまたスピードに乗った頃にストップという、ストップ&ゴーの走り方となったので脚がどんどん削られていきました。
それでも他チームに混ざって高速巡行ができて、私はとっても楽しかったです!
台湾のサイクリストとの交流
この日、曇りでも蒸し暑く、高速巡行して疲れが出てきたので、エイドに着く前にコンビニを見つけた私は(台湾のコンビニはセブンイレブンとファミリーマートが多かった)ここでコーラを投入!
海外に行っても同じ味のコーラはありがたい。店内で「コーラはどこだ~」と話しながら入ったので日本語が耳に入ったのか、コンビニの休憩スペースでくつろいでいた家族連れの方に「ガンバレー」と日本語で応援してもらいました。
サイクリストではなくとも、日本人を温かく迎えてくれているこの環境にジーンときました。「多謝(ありがとう)!」と拙い台湾語で返事をし、颯爽と走り出したのですが、その後の足取りはとっても軽かったです。ありがとう台湾のみなさん!
エイドでは台湾グルメを満喫
この日のエイドも2カ所。まずは22.2km地点で軽めの昼ご飯です。
エイドに着くと、たくさんのサイクリストで賑わっていました。振る舞われていたのは台湾名物「牛肉麺」と「豚肉麺」。
両方食べてみたくて友人とシェアしたのですが、どちらも美味しかった!
細めの麺が出汁を吸っていて柔らかく味が染み付いていて、お肉もほろほろ。まだスタートしてまもなくお腹の具合で言うとちょうどよいサイズ感でした。
44.3km地点のエイドでは、水の補給やフルーツやお菓子などの軽食が振る舞われ、なんとプリンもいただきました。
数に限りがあったそうなので、もらえてラッキー!
ここでは、他の参加者の方と少しおしゃべりを楽しみ、なかでも「東京のトレックストアでバイクを買った」というトレックユーザーと出会った時は盛り上がりました。
私もトレックの自転車を持っているので、同じ自転車ブランドのオーナーとわかると嬉しいものです。
ゴール、そして台湾への思い
こうして足を回しながらもお喋りして淡々と走っていたら、黄色い街灯が立ち並んでいるのが見えてきました。
スタート付近で見た覚えがある花蓮市に帰ってきました! 黄色の街灯にはこのイベントのポスターもずらりと並んでいるので壮観です。
ゴールの「太平洋公園」の前にはゲートが設置してあり、 昨日のゴールとはまた違って、MCの方がゴールした人々に呼びかけて讃えてくれています。
私たち派遣団も肩を組んでみんなでゴール!拍手で迎えられ、ここでも台湾のみなさんの優しさに癒され、走ってきた疲れは吹っ飛びました。
タイム計測に使ったチップを返却すると、デポジットの 500 元も戻ってきた。
ここでもまた完走した証のメダルをいただきました。色は水色で、昨日もらったピンクのメダルと並べたらすごくかわいい!
デザインも良くて、一生の宝物になりました。
やるべきことをやったらあとは撮影タイムです。ゴールゲート前で写真を撮ったり、ステージにある表彰台で合間を見て写真をパチリ。
みんな気持ちは優勝です! ちょうど沖縄チームもゴールし、写真を撮らせていただきました。
沖縄チームは360kmのレースに参加していたので私たちより疲れているはずなのに、ありがとうございました。
駅など街中でもサイクルトレインや工具一式が揃うなど、サイクリストに優しい環境が充実!
盛り上がってとても名残惜しいところ、会場を後に。着替えを済ませ、帰りのバスではお土産にいただいた台湾名物の文旦を実食!
ちょうど柑橘系のフルーツが食べたかったので全部たいらげました。皮が厚くて剥くのにちょっと一苦労しましたが、一粒一粒が大きく実が立派で、酸味も控えめで美味しかったです!
また、台北に戻る前に台湾の自転車環境を知るべく花蓮駅に立ち寄ることにしました。
駅に備え付けられた自転車工具一式は「これあったらすごく便利!」という品揃えで、他にも自転車を押しながら登れる階段や、いつでも自転車を乗せることができるサイクルトレインが走っていて、予約なしで券売機から乗車券が買えて乗れてしまう仕組みなどを見せてもらい、サイクリストに優しい環境に感動しました。
自転車が産業の一部として台湾を引っ張っていて、住んでいる方々がサイクリストや自転車そのものをリスペクトしているように感じました。
日本のサイクリング環境がどこまで育つのか、考えた時に真っ先に思ったのは、まずは車や地域の方々との共存、思いやりからだと思いました。
台湾で走っていて、道ゆく方から「頑張って」と応援されること、車がサイクリストに配慮して運転してくれる環境はとても羨ましく感じましたが、それを求めているだけではいけません。
大型の車が後ろに来ていたら合図などを送って抜きやすい場所で抜いてもらったり、自転車も車と譲り合う姿勢が必要です。田舎道などを走る時は、その土地に住んでいる方々の場所にお邪魔させてもらっているという考えになれば、出会った方々に自然と「こんにちは」という挨拶もできるでしょう。
日本の道は簡単には広げられないけれど、こういした気持ちの輪は一人ひとりの力で広げられます。
気持ちよく自転車に乗るためには、サイクリストの礼儀正しさが必要で、また、自転車のルール知ってもらうための教育が必要とも感じました。
改めて小さいことからの積み重ねが大事なんだと思いました。
五感で感じた台湾の人の暖かさ
今回の台湾ツアーで、台湾の食、文化、自転車事情に触れて、台湾を五感で感じられたことは本当に良い経験となりました。
一度訪れると、人や地域の温かさに触れて、またすぐに訪れたくなる場所、台湾。九州が架け橋となり、台湾の方々と交流がますます深まっていったら、日本中のサイクリストがもっと気軽に走りに行ける場所になるでしょう。
そうなるように台湾の魅力をこれからも伝えていきたいと思っています。