福岡県の8つの島!離島スポットで島時間を満喫-1

福岡県の8つの島!離島スポットで島時間を満喫

福岡県には8つの離島があります。島それぞれに特色があり、風光明媚な大自然のなかで、人々がおおらかに生活しています。


ほんのちょっとだけ、日常から離れる一日を。

久しぶりの休日。
都心から少しだけ離れてみませんか。

船に乗り、さわやかな潮風を浴びながら少しすると見えてくる、自然豊かな島。
今日の目的など何もない。

ただそこに流れるゆっくりした時間に身を置き、美しい景色を眺めたり、
すれ違った島の人たちとちょっとだけ立ち話を愉しむひととき。


馬島(うましま)【北九州市小倉北区】

JR小倉駅から30分、都心に最も近い島。
小倉港から約20分で到着する馬島は、福岡県の有人島の中でも一番小さな島です。自動販売機がひとつだけしかないこの離島に流れている時間は、都心での暮らしでは味わうことのない非日常の空間。忙しい毎日の中で忘れていってしまう大事なものを思い出させてくれます。自然とともに暮らす島の人々はとてもあたたかく、共に助け合い、支え合う日本人の暮らしの営みの原点が、今でもここに息づいています。

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馬島-1

馬島

馬島

■住所/福岡県北九州市小倉北区
■面積/0.26㎢ ■周囲/5.4㎞
■人口/28人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR小倉駅北口▶浅野乗り場[徒歩約8分]▶馬島港[市営渡船利用約22分]
■お問い合わせ先/TEL:0933-582-2111(北九州市総務市民局 地域振興課)

馬島紹介動画

馬島おすすめ散策スポット

小倉からわずか20分で行ける馬島は、ふらっと出かけるのに最適な島。都心から近いこの島には、日常では味わえないゆったりとした「馬島時間」が流れます。

  • 大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)

    大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)

    島中央部の小高い丘の上にひっそりと鎮座する大山祇神社は、角度のある急な階段を上ったところに本堂があり、毎年9月下旬にはお祭りが行われます。馬島の歴史をずっと見守り続けてきた島唯一の神社。

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  • きれいな砂浜

    きれいな砂浜

    港からほどなく歩くと目の前に拓けてくる広い砂浜はいつも穏やかな波が打ち寄せています。昼は輝く海、夜には対岸の工場地帯の夜景がひろがる、海も景色もきれいな砂浜です。

  • 朝日が見える海岸

    朝日が見える海岸

    港の反対側にある海岸から見る朝日がとても美しい、絶景スポットのひとつ。対岸に六連島が見えるこの海岸は、長い年月をかけて削られた岩の形状がおもしろく、岩の美術館ともいわれています。
     

  • 両岸が眺める小径(こみち)

    両岸が眺める小径(こみち)

    島の直径が一番短い小径からは、北側と南側の両方の海岸が見える珍しいポイントがあります。前後に海が見える光景は、とても小さな島にいるんだと実感することができる場所。
     

  • 春が旬のあかもく

    春が旬のあかもく

    ひき潮のときには島を一周でき、2~3時間で周ることが可能です。
    時々岩場の穴にできている小さな海を覗くと、小さな魚たちを見つけることができ、面白い形の石や貝殻を拾いながら散歩するのも楽しみのひとつ。馬島特産品のあかもくはネバリが強く、低カロリー。健康フードとして注目されています。

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アクセス



■運賃/
【小倉~馬島】大人420円 小人210円
【馬島~藍島】大人180円 小人90円
【小倉~藍島】大人600円 小人300円
■駐車場/なし
■お問い合わせ先/TEL:093-861-0961(九州市産業経済局渡船事業所)


藍島(あいのしま)【北九州市小倉北区】

潮風と風の音に包まれる、心地よい藍島時間。
船でわずか35分で行ける、響灘に浮かぶ細長い島が藍島。
馬島と同様、豊かな自然とともに暮らしてきた島の生活が今も息づいています。藍島は大きく3つの集落にわかれており、昔は農業も営まれていたが、現在ではおもに漁業を中心とした暮らしが営まれています。
その昔、領土争いの場所にもなった島でもあり、海だけでなく歴史にふれる散策や、集落それぞれに祀られている神社をめぐる散策なども楽しみのひとつです。

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藍島-1

藍島

藍島

■住所/福岡県北九州市小倉北区
■面積/0.68㎢ ■周囲/13.2㎞
■人口/188人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR小倉駅北口▶浅野乗り場[徒歩約8分]▶藍島港[市営渡船利用約35分]
■島内の宿泊施設/民宿3軒
■お問い合わせ先/北九州市市民文化スポーツ局地域振興課 TEL:0933-582-2111

藍島紹介動画

藍島おすすめ散策スポット

馬島を経由して向かう藍島は、小倉港から約35分。
カメラを片手に島散歩、島の暮らしを感じながら過ごす藍島めぐりもまた楽しい。

  • 藍島遠見番所旗柱台(あいのしまとおみばんしょはたばしらだい)

    藍島遠見番所旗柱台(あいのしまとおみばんしょはたばしらだい)

    約300年前につくられた島の高台に立つ旗柱台。中国の密貿易船を取り締まっていた当時、船を発見すると大旗を掲げて急報していたといいます。旗は福岡領、長洲領からも確認できたというほど。

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  • 千畳敷 貝島

    千畳敷 貝島

    藍島の北端にある風光明媚な絶景スポット。潮が引くと広く平らな岩が現れることから、千畳敷と呼ばれています。正面には小さな貝島があり、潮が引くとこの島まで歩いて渡ることができます。

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  • 藍島トンネル

    藍島トンネル

    1963年に木村と大泊間に開通した小さなトンネル。昼は薄暗く、涼しい。昔ながらのトンネルは今では珍しい存在です。島の移動を支える小さな力持ち。

  • わいわいビーチ

    わいわいビーチ

    藍島港から一番近いわいわいビーチには毎年多くの方が海水浴に訪れ、夏はバーベキューなどで、賑わいを見せています。青く輝く海を眺めながらのんびり過ごす時間は、日常では味わえないゆったりとしたひととき。

  • 海外からも注目される北九州の小島

    海外からも注目される北九州の小島

    藍島沿岸は関門海峡の潮流の影響を受け、アワビやウニ、サワラなど、豊かな海の資源に恵まれています。


アクセス



■運賃/
【小倉~馬島】大人420円 小人210円
【馬島~藍島】大人180円 小人90円
【小倉~藍島】大人600円 小人300円
■駐車場/なし
■お問い合わせ先/TEL:093-861-0961(北九州市産業経済局渡船事業所)


地島(じのしま)【福岡県宗像市】

椿の花が島に咲き誇る、自然の恩恵がたっぷり詰まった島。
白浜港から山へと続く道を歩き、倉瀬展望台へ向かうと、道中には椿の木が並び、季節になると花を咲かせる光景はまさに日本の美。椿油はこの島を象徴する名産品です。高台に着き見渡せば、岩山に立つ倉瀬灯台を見ることができます。
一方、もうひとつの発着場泊港で船を降りると、江戸時代に黒田長政が築いたとされる殿様波止場が見えてきます。自然、歴史、文化を2つの港から楽しめる地島は、奥が深い。

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地島-1

地島

地島

■住所/福岡県宗像市
■面積/1.57㎢ ■周囲/9.3㎞
■人口/122人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR博多駅▶JR東郷駅[電車約35分]▶神湊港[バス約25分]▶泊港[船約15分]▶白浜港[船約10分]
■お問い合わせ先/宗像市産業振興部元気な島づくり課(大島行政センター) TEL:0940-72-2211

地島紹介動画

地島おすすめ散策スポット

地島行きの旅客船は、白浜港と泊港の2つの港に到着します。島を歩いて一周する人、船を使って一周する人。2つの港からはじまるそれぞれの風景を楽しみながら、島時間を満喫してください。

  • 大敷展望台

    大敷展望台

    泊地区から白浜地区へ行く道中には地島の最高峰、標高186mの遠見山があり、途中にある展望台は美しい玄界灘を望む登山の休憩スポットとして最適。

  • 倉瀬展望台

    倉瀬展望台

    見所は、岩礁の上に立つ倉瀬灯台。まるで現代アート。見渡せば、筑前大島や神湊、福津の海岸を見ることができます。道中の椿も楽しみのひとつです。

  • 厳島神社(いつくしまじんじゃ)

    厳島神社(いつくしまじんじゃ)

    宗像氏所縁の宗像三女神を祭る神社で世界遺産である広島宮島の厳島神社よりも先に分霊されたともいわれています。

  • 殿様波止

    殿様波止

    泊港の桟橋の正面沖に伸びる昔ながらの波止。約400年前の江戸時代に黒田長政が命じて造った歴史ある波止場で、殿様波止と呼ばれています。

  • 1年間の漁村留学は、一生モノ

    1年間の漁村留学は、一生モノ

    平成27(2015)年、泊港前に離島体験交流施設「地島ふれあい館」が開館しました。各種交流事業の拠点としての機能に加え、漁村留学生が生活をおくる「なぎさの家」も併設しています。漁村留学は、島外の小学生たちを1年間招いて、共同生活を体験します。登校は島の子どもたちと一緒にして、地島小学校で一緒に勉強します 。島の人々、豊かな自然とのふれ合いを通じて、子どもたちの成長に必要な親への感謝の気持ち、モノを大切にする心、思いやりを育む、子どもの頃の貴重なこの体験は、きっと思い出だけではない大切なモノをつくっていきます。

  • 椿油ごはん

    椿油ごはん

    地島特産の椿油を使った、島の名物ごはん。一見するとかしわ飯のようですが、椿油のうまみのおかげで鶏肉が入っていないのに、まるで入っているかのような味わい。

    椿油ごはんの作り方

アクセス



■運賃/【白浜~神湊】大人410円 小人210円、【白浜~泊】大人130円 小人70円、【泊~神湊】大人380円 小人190円
■駐車場/有(有料)
■お問い合わせ先/TEL:0940-62-3494(神湊港渡船ターミナル) 


大島(おおしま)【福岡県宗像市】

世界文化遺産の構成資産を有する観光・レジャースポットとしても人気の島。
登り着いた先に見えるのは、風車のある牧場の風景。草原から続いていく大海原。まるで山の麓にいるような光景の向こうには、玄界灘が広がっていて、少し不思議な気分になります。
山を降り、街を歩けば、島の生活を感じるあたたかい空気が流れています。懐かしさを感じる食堂や喫茶店。自然を活かしたレジャースポット。大島というニッポンが、そこにはあります。

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大島

大島

■住所/福岡県宗像市
■面積/7.17㎢ ■周囲/16.5㎞
■人口/540人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR博多駅▶JR東郷駅[電車約35分]▶神湊港[バス約25分]▶大島港[船約25分]
■島内の宿泊施設/旅館3軒・民宿等9軒
■お問い合わせ先/TEL:0940-72-2211【宗像市 産業振興部 元気な島づくり課(大島行政センター)】

大島紹介動画

大島おすすめ散策スポット

福岡の離島行きの中で、最も大きなフェリーで移動する大島への時間。車を乗せて行ける(要予約)ので、島内をドライブすることができます。島内の移動は、大島観光パスを利用するほか電動アシスト付自転車のレンタルも可能。

  • 沖津宮遥拝所

    沖津宮遥拝所

    平成29(2017)年7月、世界文化遺産に登録された沖ノ島(沖津宮)を遥拝する「沖津宮遥拝所」は日本の歴史に影響を与える大島の遺産。

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  • 風車展望所・砲台跡

    風車展望所・砲台跡

    トレッキングコースとしても人気のある大島の象徴とも言える絶景スポット。遊歩道を歩いた先にある小高い丘の近くには、砲台跡があり、歴史も感じさせてくれます。

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  • うみんぐ大島

    うみんぐ大島

    大島を代表する人気のレジャースポット。釣り堀では、真鯛や青物などの高級魚が釣れます。初心者や子どもでも簡単に釣ることができるので楽しい思い出になること間違いありません。

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  • かんす海水浴場・夢の小夜島

    かんす海水浴場・夢の小夜島

    遠浅になっているので、小さなお子さまでも遊泳や磯遊びが楽しめるかんす海水浴場。その先に見える夢の小夜島は、まるで地球がつくった盆栽のような佇まいです。

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  • 宗像大社中津宮

    宗像大社中津宮

    宗像三女神の次女神湍津(たぎつ)姫神をまつる神社。また、七夕伝説発祥の地としても名高い場所であり、毎年八月(旧暦の七月)の七夕祭は、鎌倉時代から続く島の伝統行事として、多くの人に親しまれています。

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  • 七夕まつり

    七夕まつり

    七夕まつりの様子。
    近年は七夕祭を盛り上げるため、同日に七夕まつりを開催しています。

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アクセス



■運賃/【神湊~大島】大人570円 小人290円
■駐車場/有(有料)
■お問い合わせ先/TEL:0940-72-2535(大島港渡船ターミナル) 


相島(あいのしま)【福岡県糟屋郡新宮町】

自然豊かな癒やしの島。
船が港に近づくと真珠の養殖場が見えてきます。相島ならでは風景。町並みから外れ島の外を歩くと、ゴロタ場が広がり、積石塚群という古墳が数多く点在しています。古代の時の足跡がそのまま残る相島。その表情は、また独特です。

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相島-1

相島

相島

■住所/福岡県糟屋郡新宮町
■面積/1.22㎢ ■周囲/6.14㎞
■人口/215人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR福工大前駅▶新宮漁港[バス約10分]
JR新宮中央駅▶新宮漁港[バス約40分]
西鉄新宮駅▶新宮漁港[バス約15分]▶相島漁港[船約17分]
■島内の宿泊施設/旅館1軒・民宿等1軒
■お問い合わせ先/TEL:092-962-0238(新宮町産業振興課)
TEL:092-962-9955(新宮タクシー(株)マリンクス事業部)

相島紹介動画

相島おすすめ散策スポット

2014年10月に就航した汽船「しんぐう」。フラットで静かな客室は150名が乗船可能。2階のデッキからは玄界灘の潮風を感じながらの束の間の船旅が楽しめます。

  • 相島積石塚群(あいのしまつみいしづかぐん)

    相島積石塚群(あいのしまつみいしづかぐん)

    国の指定史跡。築造時期は4世紀~6世紀後半とされており、古代より今も残る貴重な史跡。その総数は250基以上で円墳や方墳など様々な形が見られます。

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  • 鼻栗瀬(はなぐりせ)

    鼻栗瀬(はなぐりせ)

    高さ20mの海食洞。真ん中が空洞になっており通称、めがね岩ともいわれており、相島のシンボルで、県の指定文化財にもなっています。
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  • 若宮神社

    若宮神社

    安産の神様のご神木「ユズカズラ」が見所。島の人は昔からこの木の葉を安産のお守りとして持つ風習があり、昔から変わらない歴史を感じる風情が漂います。

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  • 龍王石

    龍王石

    相島を西の海沿いに歩くとひっそりと佇む大きな石が見えます。八大龍王(水の神)のご神体とも言われ、島の人たちが豊漁を願い、厚い信仰を集める神聖な石となっています。

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アクセス



■運賃/【新宮~相島】大人480円 小人240円
■駐車場/有(有料)
■お問い合わせ先/TEL:092-963-0304(相島渡船待合所) 


玄界島(げんかいじま)【福岡市西区】

2005年の福岡県西方沖地震から復興を果たした、都心に近い玄海国定公園の島。
島の周りを歩くと途中に見えるのは、美しい岩礁の景観。その向こうには柱島が見えます。自然がつくった彫刻。町に戻ると整備された道、家の造りに驚かされます。そこはタウンと呼んでいいほど、島を感じさせない住宅地。復興を果たし、きれいになった町並み、ここへ移住する人もいるというのも頷けます。自然・人・生活環境がバランスよくとれた玄海島は、暮らしのチカラを感じる島。

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玄海島-1

玄海島

玄海島

■住所/福岡市西区
■面積/1.16㎢ ■周囲/4.4㎞
■人口/353人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR博多駅▶博多ふ頭[バス約15分]▶玄界島[船約35分]
■お問い合わせ先/TEL:092-711-4863(福岡市総務企画局企画調整部)

玄界島紹介動画

玄界島おすすめ散策スポット

博多ふ頭から35分の船旅で到着する玄界島は、日帰りの観光スポットとして注目されています。島には、周遊道路(1周約4㎞)やハイキングができる遠見山があり、名所を巡りながらゆっくりと島を楽しめます。島には、ハヤブサやカラスバトが生息し、朝日にきらめく海原や海に沈みゆく夕焼けなど移ろいゆく自然の美しさ、恵みを感じられる場所です。

  • 小鷹神社(こだかじんじゃ)

    小鷹神社(こだかじんじゃ)

    玄界島に古くから残る「百合若伝説」。これは日本八大伝説のひとつとされ、近松門左衛門の浄瑠璃にも影響を与えているほど、小鷹神社は、百合若とその愛鳥「緑丸」を祭った神社。

  • 柱島

    柱島

    島の外周を30分ほど歩くと見えてくる島。柱を積み上げたような玄武岩の岩肌(柱状節理)から柱島と名付けられたその島は、まさに自然の力が造り上げたアート。

  • 復興記念公園

    復興記念公園

    2005年の福岡県西方沖地震により家屋の約7割が全半壊するなど被害を受けたが、2008年に復興事業が完了。復興のシンボルとしてのモニュメントがある公園。

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  • 若宮神社

    若宮神社

    坂を登り、玄界島を見渡す高台にある玄界小中学校から脇道に入り、さらに坂を登るとそこには、山と一体化したような神社がある。静寂の中のチカラを感じることができる。

  • 新鮮な海産物は贅沢な逸品

    新鮮な海産物は贅沢な逸品

    玄界灘は、おいしい産物の宝庫。玄界島周辺で獲れるワカメは、歯ごたえかあり、味わい深い。評判が高く、今では玄海島特産天然生わかめとしてブランド化されています。島の外からも注文が押し寄せ、販売開始から1カ月ほどで完売となってしまうほど。また、ひじきや鯛めしなどもおすすめですので、島の食をぜひお楽しみください。


アクセス



■運賃/【博多~玄界島】大人870円 小人440円
■駐車場/有(有料)
■お問い合わせ/TEL:092-291-1085(福岡市港湾空港局 総務部客船事務所 博多待合所)


小呂島(おろのしま)【福岡市西区】

海の透明度は県内随一。積み重ねてきた歴史が今もこの地に色濃く残ります。
島の周囲を覆う荒々しい岩肌が、島の力強さを感じさせてくれます。玄武岩を基盤にした孤島、小呂島。海を覗くと県内一と言ってもいいほどの美しさ。港には島の生活を支える漁船がずらりと並び、赤い絨毯を引いたような細道を入ると島の人たちの生活が見えてきます。段々式の町並みが続き、坂を上がれば畑が続いています。高台にある畑の風景。そこから望むのは、美しい海。まさに自然と一体化した人々の暮らしがそこにあります。

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小呂島-1

小呂島

小呂島

■住所/福岡市西区
■面積/0.43㎢ ■周囲/3.4㎞
■人口/158人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR博多駅▶姪浜旅客待合所[バス約40分]▶小呂島[船約65分]
■お問い合わせ先/TEL:092-711-4863(福岡市総務企画局企画調整部)

小呂島紹介動画

小呂島おすすめ散策スポット

船は、火・木・土・日のみ、往復便が1便。天候によって、欠航になることが多いので、その日の天候をきちんと調べていくことが大切。天気の良い日は、壱岐・対馬を望むことができます。

  • 七社神社

    七社神社

    島の南側、港近くに鎮座。神社を囲むように立つソテツや福岡県の絶滅危惧種であるビロウが印象的です。宗像三神(たごり姫神、たぎつ姫神、いちき島姫神)事代主、大国主、猿田彦、あめのいわくす神の七神を祭ることから七社神社と言われています。

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  • 嶽宮神社(たけのみやじんじゃ)

    嶽宮神社(たけのみやじんじゃ)

    標高109m、島の最高峰にある神社、手つかずの森に続く長い階段の先にある神殿はまさに小呂島全体を見守っているかのようです。漁港全体が見渡せる絶景スポットでもある場所。

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  • 小呂公園までの道

    小呂公園までの道

    島の人の生活感を感じる島の細道を登っていくと小さな公園があります。おさかなやさんと書いた滑り台がなんとも愛くるしい。公園からは海を一望できますので、お弁当を食べたりしながらの休憩に最適です。

  • 灯台へ続く長い防波堤

    灯台へ続く長い防波堤

    小呂島に着くとすぐに目に入る長い防波堤。底まで見える透明度のある海を覗くと、魚が泳いでおり、自然の豊かさを感じることができます。灯台の下でのんびりするのも癒やしの時間。

  • 小呂山笠

    小呂山笠

    夏の早朝に島中をかける島伝統の「小呂山笠」は、本場の山笠に負けないほどの迫力。

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アクセス



■運賃/【姪浜~小呂島】大人1,790円 小人900円
■駐車場/有(有料)
■お問い合わせ/TEL:092-881-8709(姪浜渡船場 姪浜待合所)


姫島(ひめしま)【福岡県糸島市】

虹の松原から壱岐まで望める雄大な景観。訪れた人にしか体感できない感動があります。
船の発着場から歩くとすぐに漁師の方々の作業小屋がずらりと並ぶ港の一本道があります。たくさんの漁道具の数々は、この島独特の風景をつくっています。海沿いを歩き、少し登った高台にあるのは、姫島小学校と志摩中学校姫島分校。コテージのような美しい木造建築のデザインが印象的。中では島の方々と生徒・先生たちとのふれ合いイベントが行われていました。自然だけではない人の豊かさが挨拶からでも感じることができる姫島は、あたたかい。

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姫島-1

姫島

姫島

■住所/福岡県糸島市
■面積/0.75㎢ ■周囲/3.8㎞
■人口/134人(令和2年国勢調査)
■アクセス/JR博多駅▶JR筑前前原駅[電車約45分]▶岐志(芥屋線)[バス約25分]▶岐志港[徒歩約2分]▶姫島港[船約16分]
■お問い合わせ先/TEL:092-332-2062(糸島市コミュニティ推進課)


姫島おすすめ散策スポット

所要時間が約16分と、福岡の離島の中では、比較的行きやすい島。ふらっと非日常の時間を楽しめます。近場を少しドライブするくらいの感覚で、お弁当を片手にどうぞ。

  • 姫島神社

    姫島神社

    道の途中にぽつんと佇む大きな鳥居。その脇道をしばらく歩くとまた鳥居が出現します。鳥居をくぐり、階段を上がった高台に姫島神社があり、島の町並みが一望できます。安産の神様。

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  • 野村望東尼御堂(のむらぼうとうにみどう)

    野村望東尼御堂(のむらぼうとうにみどう)

    野村新三郎の妻で女流文学者でもあった「もと」は高杉晋作などの勤王の志士達を庇護した罪で姫島に流され、幽閉されました。その当時の歴史をここで知ることができます。

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  • 姫島小学校と志摩中学校 姫島分校

    姫島小学校と志摩中学校 姫島分校

    木造の学校としても珍しいデザインの外観。木のぬくもりある校舎の中には、生徒たちがつくった定置網の仕組みが分かるミニチュア模型が並んでおり、島を支える漁業への愛情を感じることができます。

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  • 産の穴(うそのあな、うぶのあな)

    産の穴(うそのあな、うぶのあな)

    姫島に祭られている神様が生まれた場所とされる「産の穴」。

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  • 坊主の首

    坊主の首

    「坊主の首」は、姫島の北端にある海と風がつくりだした奇妙な岩。お坊さんの頭に似ていることからその名が付けられました。自然の彫刻をゆっくりと歩いて楽しむのもこの島の魅力のひとつ。

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アクセス



■運賃/【岐志~姫島】大人470円 小人240円
■駐車場/有(無料)
■お問い合わせ先/TEL:092-332-2062(糸島市コミュニティ推進課)


福岡にある8つの離島。
ここは自分をリセットできる場所。
それぞれの島でしか味わうことのできない非日常な時間は、きっと帰る頃には、あなたのココロは元気をいっぱいもらっているはずです。

福岡県離島振興協議会
〒812-8577 福岡市博多区東公園7番7号
福岡県企画・地域振興都市町村振興局制作支援課
TEL:092-643-3181 FAX:092-643-3164
このページは2023年9月発行「ふくおか島散歩」に掲載された記事を福岡県離島振興協議会の許可を得て転載しています。


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