【サイクル福岡】絶好のライド日和!北九州サイクルフェスティバル2023参加レポート
北九州市の観光名所を自転車で駆け抜け、ご当地グルメやスイーツをたっぷりと味わうことができる「北九州サイクルフェスティバル」が、2023年11月19日に開催されました。
楽しみ方に合わせて選べる3コース(30km/60km/100km)の中から、100kmコースに参加した様子をリポートします。
三萩野公園発着の100kmコースに挑戦!
当日は、立冬が過ぎ、11月下旬らしいキリッとした空気の冷たさを感じつつも暖かな日差しが心地良い、まさに絶好のライド日和。7:00から始まる受付に合わせてサイクリストたちが三萩野公園に集まり始めました。大分県や熊本県など近隣県からの参加者も多く、昨年より約100名増加。このイベントが着実に認知され始めていることが窺い知れます。
中級者~上級者向けに設定された100kmコースは、三萩野公園をスタートして、門司港レトロ、北九州空港、平尾台の各エイドステーション(AS)を経由し、再び三萩野公園へ戻ってくるコースレイアウトです。平尾台の本格的なヒルクライムを含み、走りごたえは十分! 北九州の景観を満喫することができます。
受付を済ませ、補給食と、各ASでのフードの受け取り時に使用するスタンプラリーシートをゲットしたらスタートエリアへ。主催者の挨拶や走行時の注意事項を確認し、いよいよライドのスタートです!
門司港レトロとバナナで北九州らしさを満喫
最初のASの門司港レトロまでは約13km、平坦基調のコースを走行します。市街地を通り過ぎて海岸線沿いの道路へ抜けると、左手に関門海峡、正面には門司港レトロの趣ある建物群が見えてきます。スタート早々、北九州らしい景観を楽しみながらライドができます。
門司港レトロASではバナナ(門司港といえばバナナの叩き売り!)と、練乳がたっぷり入った「シロヤ」のサニーパンをいただきました。まだまだ序盤なので疲労はないものの、甘いバナナとパンが身に染みます。しっかり栄養補給ができたところで再び出発!
圧巻の北九州空港連絡橋!
次の北九州空港ASまでは約33km。多少のアップダウンがある内陸部を経て、再び海岸線を左手に望みながら進みます。この区間のハイライトは、北九州空港がある人工島と本土をつなぐ連絡橋!梁部2,100mの規模を誇り、悠々とした姿は圧巻です。海の上を走り抜ける爽快感も味わえます。
お待ちかねのASでは、北九州の銘菓と温かいだご汁が振る舞われました。この北九州ASがおおよその折り返し地点。次に待ち構える平尾台のヒルクライムに向けて英気を養います。
ここで、福岡県のプロサイクリングチーム「VC FUKUOKA」の選手たちの姿を発見!一部区間を選手と一緒にサイクリングできる帯同サポートプランを申し込んだ参加者が、選手と談笑したり記念撮影したりと交流を楽しんでいました。
いざ、平尾台のヒルクライムへ
さあ、約29km先の平尾台ASへ向けて出発!連絡橋を引き返して内陸部へ進みます。遠くから眺めていた平尾台が徐々に近づき、緩やかな傾斜を感じたら、ヒルクライムがいよいよスタート。
獲得標高は400m以上、斜度10% を超えるようなきつい登り坂も多く、本格的なヒルクライムに果敢に挑みます。必死にペダルを踏み続けていくと、次第にカルスト台地特有の風景が見えてきました。美しい風景に後押しされながら、平尾台ASを目指します。
ススキ畑が一面に広がる平尾台ASでは、牛すじ煮込みが振る舞われました。ゴロゴロと入った大きな牛すじ肉と雄大な眺めが疲れを癒やしてくれました。
笑顔に包まれたゴール会場
平尾台ASからダウンヒルの後、再び市街地へ戻り、ゴール地点の三萩野公園を目指します。小倉の中心部に近づくと交通量も増えて高いビルが目立つようになり、100kmの旅から戻ってきた実感が湧いてきます。
スタートからおよそ6時間半後、心地良い疲労感と達成感、そして空腹感と共にフィニッシュ!北九州を巡る自転車の旅を無事に終えることができました。
ゴール地点では具沢山の小倉焼きうどんと、大きな切り身が入ったふぐ汁が振る舞われました。お腹をすかせてゴールしたサイクリストたちは大満足! 無事にゴールした安堵感とおいしいフードで、三萩野公園は笑顔で包まれていました。
大盛り上がりのステージイベントも!
北九州サイクルフェスティバルのメイン会場である三萩野公園では、盛り沢山のイベントが開催されました。VC FUKUOKAのチームプレゼンテーションや、ゲストライダーによるトークショー、豪華景品が当たるジャンケン大会のほか、2023年の全日本選手権チャンピオンで「JCL TEAM UKYO」に所属する山本大喜選手がサプライズで登壇する一幕もあり、一段と盛り上がりました!
まさに北九州を味わい尽くした北九州サイクルフェスティバル。自転車を通じて、北九州の魅力を存分に満喫することができました。