【久留米・うきは・朝倉】アロマ、ハーブ、森林浴できれいになれる癒し旅

「LANKA」でまずチェックしたいのが、セサミオイルです。スリランカで作られているオーガニックのオイルですが、驚くほどの手間暇がかけられています。原材料は、スリランカのサバンナにある自社農園で、過酷な環境で育つ原生に近いゴマ。昔ながらの石臼を使って低温で処理する製法「低温圧搾生絞り」により、手作業でオイルを絞ります。なるべく金属に触れない製法により作られており、化学物質も不使用で、「飲んでも大丈夫なほどの品質です」と「LANKA」代表の秋山さん。豊かな抗酸化物質や酵素を含んだままの「生オイル」は、全国に多くのファンがいるといいます。肌に付けてみると、まるで化粧水のようにスッと肌に染み込んでいくような感覚使い心地。ショップでは、アーユルヴェーダの3つのドーシャ（体質）から自分に合う香りを選ぶことができます。

ショップではセサミオイルの他に、オイルを使ったセサミクリームや、スリランカのココナッツを使用しコールドプロセス（非加熱）製法で作られたセサミソープなども揃います。子どもに使っても安心な品質の物ばかりで、お肌に悩みのある方や美容に興味がある方、さらに幅広い肌の悩みのケアにも重宝されているのだそうです。自分の肌をいたわり磨き上げるためのスキンケアアイテムを、ゆっくり探しましょう。店内では現地から仕入れたスパイス類の販売も。さらに、カフェの様な空間で、スリランカ産の香り豊かな紅茶の試飲も楽しめます。スリランカの豊かな文化の魅力を、体の内から外から、じっくり感じられるショップです。

また、「LANKA」では、好みの香りを選んで手作りできる「クレイサンドパック作り体験」や、白い豆を自分で焙煎できる「コーヒー焙煎体験」などのワークショップも楽しめます。他にも、オイルや化粧水・クリームなどいろんな香りの化粧品も作れるそうなので、興味のある人はぜひお問合せを。

こちらを営むオーナーの因（ちなみ）さん（左）と、スタッフの藤久保さん。「人の健やかな生活に水とハーブが必要だ」と実感した因さんが、2000年に故郷・朝倉市の水が美しい土地にハーブ園を開園したのが、「SARA」のはじまりです。農薬不使用・化学肥料不使用にこだわり、量よりも質を重視する栽培で、「香りも成分も豊かな、“生きる力”が強いハーブを育てています」と因さん。ハーブ園では約100種類のハーブを育てており、そのうち約30種を商品化しています。ハーブ商品の加工・販売まで行っており、福岡県内外へと幅広く出荷しています。

また、「ハーブ香房SARA」では、自社農園のハーブからアロマオイルの抽出も自社で行っており、精油やフローラルウォーターなどのアロマ製品も揃っています。ハーブやアロマへの知見が深い因さんに相談し、いろんな香りを試しながら、心身の悩みや、香りの好みに合わせて、今の自分に必要なアロマを探し出せます。朝倉市の美しい水と自然の恩恵を一身に受けた、無農薬・化学肥料不使用のハーブの魅力を、ゆっくりのんびり楽しむことができる「ハーブ香房SARA」。ただお店にいるだけでも癒やされるような心地でした。ほかにも、ハーブのミストを全身に浴びられる「ハーブミスト体験」ができるので、ぜひお尋ねを。ちなみに、時期によって「ラベンダー収穫体験」（6月頃）など、ハーブ農園でイベントやワークショップも開催されているそうです。

うきは市で楽しめるセラピーロードは「つづら棚田の散歩道コース」です。森林セラピーのガイドの会「うきは市癒しの旅先案内人協会」の案内人さんと共に、ゆっくり時間をかけながら、癒しの道を巡っていきます。こちらのコースの魅力は、森林だけでなく、石積みの美しい棚田「つづら棚田」がある美しい農村の景色も楽しめることです。はるか昔に手積みされた石垣が織り成す、約300枚の棚田の景色は圧巻。春の水田、夏の青々とした田んぼ、秋の稲穂や彼岸花、冬の茶色い素朴な景色と、四季折々の風景を楽しめます。