【サイクル福岡】平成筑豊鉄道「サイクルトレイン」運行開始!愛車とともにプチトリップ♪-1

【サイクル福岡】平成筑豊鉄道「サイクルトレイン」運行開始!愛車とともにプチトリップ♪

福岡県の中央部にあり、かつて炭鉱の町として栄えた筑豊地区を走る平成筑豊鉄道(愛称:へいちく)で、サイクルトレインの運行が始まりました。今回は直方駅から油須原(ゆすばる)駅までサイクルトレインに乗車し、赤村、みやこ町、行橋市のグルメを満喫するコースをライドしてきました!


漆黒に輝く新車両「黒銀-KUROGIN」デビュー!

平成筑豊鉄道では、2024年3月30日から伊田線と田川線の土・日曜、祝日のすべての便で、自転車を列車内に持ち込める「サイクルトレイン」の運行がスタート。それに合わせて、自転車を専用フックで固定できるように改造した新車両「黒銀-KUROGIN」が新たに導入されました。漆黒のクラシカルな雰囲気の車両は、かつて炭鉱の町として栄えた筑豊地方の象徴・石炭をイメージしたデザインです。

サイクルトレインは「黒銀-KUROGIN」を含むすべての便で、1列車あたり5台まで自転車を乗せることができます。追加料金は不要。前日17:00までに平成筑豊鉄道WEBサイトの専用ページから予約が必要です。利用区間によっては、温浴施設の入湯券が付いた「1日フリー乗車券ちくまるきっぷ」(大人1,000円、子ども500円)の購入がおすすめです。

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乗車ルールを守って楽しい旅を!-1

乗車ルールを守って楽しい旅を!

自転車が列車に乗っている“非日常”の光景に、地元の乗客の皆さんも興味津々。話しかけられることもしばしばです。乗車の際にはお互いにコミュニケーションをとりながら、譲り合いを心がけましょう。

・駅構内やホーム、車内では自転車は手で押す
・狭い場所では歩行者優先。自転車は一旦停止
・車内では自転車をしっかり押さえる
・移動は降車中のみ。降車は一番最後に
・小学生以下は保護者の同伴が必要
・混雑時は一声かけて譲り合いを


レトロ感満載の油須原駅からスタート

今回は、直方駅から油須原駅までサイクルトレインに乗車し、油須原駅から長井浜公園まで走行するプランです。スタート地点の油須原駅は、1985年の豊州鉄道(平成筑豊鉄道の前身)開業当時からある駅のひとつで、田川地区の石炭輸送を担う重要路線の駅として活躍しました。

2022年2月には、現存する木造駅舎のレトロな雰囲気はそのままに復元改装を行い、駅の構内外には昔の備品や看板が飾られています。まるでタイムスリップしたような趣が魅力的で、映画やドラマなどのロケ地としてたびたび使われています。


ご褒美たっぷりのグルメサイクル

まずは、赤村の玄関口・油須原駅から約1.5kmの「源じいの森」を目指します。キャンプ場や温泉(ちくまるきっぷの入湯券利用可)、レストランがあり、早速ランチをいただきます。熱々の鉄板で提供される赤村牛のハンバーグ定食は、ふっくらジュージーでボリューム満点!地元で採れた野菜もたっぷりで、人気のおすすめメニューです。

お腹がしっかり満たされた後は、“別腹”のご褒美スイーツを求めて、みやこ町の「松木果樹園」まで約4kmのヒルクライム。急な上り坂が続きますが、これもご褒美のため…!ここでは季節のフルーツ狩りが体験でき、敷地内には果樹園のフルーツをふんだんに使ったパフェやワッフルなどが味わえる「フルーツ工房えふ」があります。

他にも「なないろテラス」など、テイクアウトできるカフェが複数あり、フレッシュフルーツのソフトクリームやシェーク、シフォンケーキ、焼き芋など、さまざまなスイーツが楽しめます。


買い物&コーヒータイムも充実!

続いて、約4km先の農林産物直売所「よってこ四季犀館(しきさいかん)」で買い物。安全な野菜づくり=体に優しいをコンセプトに、福岡県の認定を受けた減農薬・減化学肥料で生産された野菜や果物、米、加工品を販売しています。

買い物を楽しんだ後は、とっておきの1杯を求めて約850mのライド。犀川(さいがわ)駅前にある古民家カフェ「Annola(アンノラ)」では、イートインのほか、コーヒーの立ち飲みができる「角打ちコーヒー」コーナーが併設されています。

角打ちといってもハンドドリップで1杯1杯丁寧に淹れたコーヒーは、上品なコクと香りが印象的で、疲れた体を優しく癒やしてくれます。ちなみに「角打ちコーヒー」はAnnolaの商標登録だそうですよ!


今川サイクリングロードで春爛漫の“さくライド”

「今川サイクリングロード」は、行橋市を流れる今川沿いに整備された全長11.7mのサイクリングロードです。上流のみやこ町犀川から下流の行橋市東大橋あたりまで平坦な道が続き、初心者でも景色を楽しみながらのんびりサイクリングを楽しめます。訪れた時は約1,000本の桜が満開で、春の日差しを全身に浴びながら絶好のサイクリング日和でした!

また、サイクリングロードの途中にはさまざまな立ち寄りスポットがあり、観光や食事、買い物などが楽しめます。バイクラックの有無などは、「YUKUHASHI Cycling Map」を参考にしてくださいね。
 


ゴールは水平線が美しい長井浜公園

「Annola」でコーヒーとともに地元の人との会話を楽しんだ後は、いよいよ今回の最終目的地、行橋市の長井浜公園に向けて出発します。緩やかな下り坂がメインの約16kmの道のりですが、時間帯によっては交通量が多い国道を走るため安全運転で!

長井浜公園の芝生広場の前には穏やかな遠浅の海が広がり、サマーシーズンには海水浴だけでなく、水圧を利用して空中浮遊ができるフライボートやジェットパック、バナナボート、サップなどのマリンアクティビティを楽しめます。

  長井浜公園でのんびり過ごした後は、約5.6km先の令和コスタ行橋駅へ。再びサイクルトレインに乗り、直方駅に戻りました。お疲れ様でした!   

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全室オーシャンビューの「そらすな」に注目!-1

全室オーシャンビューの「そらすな」に注目!

2023年11月、長井浜公園内にオープンした「そらすな」は、10室全てがオーシャンビューのリゾートホテル。その時々の気分や旅のスタイルによって、5種類の客室タイプが選べます。ここに1泊できれば、翌日は伊良原ダムへのヒルクライム、求菩提エリアで修験道の歴史を感じるスポットを巡りながらダウンヒル、という過ごし方もおすすめです!

そらすな

いかがでしたか?愛車をそのまま持ち込めて、ライドの範囲もぐっと広がり、プチトリップ気分が楽しめるサイクルトレイン。乗車区間を変えれば、コースのバリエーションは無限に広がります!皆さんもサイクルトレインを組み込んだプランを設定して、オリジナルのサイクル旅を楽しんでくださいね。
※サイクルトレインは2024年6月30日(日)までの限定運行です。


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