【サイクル福岡】愛車のメンテナンス術をマスターしよう!ケミカルの使い方4つの基本-1

【サイクル福岡】愛車のメンテナンス術をマスターしよう!ケミカルの使い方4つの基本

サイクリストなら、ぜひ知っておきたい愛車のメンテナンス方法。自転車を購入した時に、メンテナンスグッズを一緒に揃えたという人も多いのではないでしょうか? 

最初のころはサイクルショップのメカニックから教わった通りにメンテナンスしていても、気が付けば慣れから我流になり、間違ったやり方をずっと続けているケースが多いそうです。そこで今回は、意外とできていない4つのケミカル類(チェーンルブ、バイクウォッシュ、コーティング剤、フィルタークリーナー)の正しい使い方を紹介します。

一緒におさらいして、ワンランク上のメンテナンススキルを身についけしょう!


基本1. チェーンルブ(オイル)の差し方

メンテナンスの基本ともいえるこの項目ですが、意外とできていない人が多いそうです。まずはここからおさらいしましょう。なお、チェーンをしっかり洗浄しておくことが大前提です。 

  • ポイント1 つなぎ目を基準にする

    ポイント1 つなぎ目を基準にする

    チェーンのつなぎ目の部分を基準点にして差していきます。どこまで差したのか分からなくなることを防げるため、同じところを重複して差すことがなくなり、作業効率が上がります。

  • ポイント2 インナー×ローにしておく

    ポイント2 インナー×ローにしておく

    ポイント1と同時に気を付けたい点です。ギアをインナー(フロント)×ロー(リア)にしておくと、クランクが逆回転した時にチェーンの暴れを防ぐことができます。また、ルブの拭き取りにも効果を発揮します。 

  • 【重要!】ポイント3 1滴ずつリンク部に“置いていく” 

    【重要!】ポイント3 1滴ずつリンク部に“置いていく” 

    全体にルブを差す必要はなく、リンクの可動部分の内部に浸透させられたらOK。1滴ずつ置くように、丁寧にリンク部分に差しましょう。

  • ポイント4 余分なルブをしっかり拭き取る

    ポイント4 余分なルブをしっかり拭き取る

    ウェスでチェーンを包み、クランク逆回転で余分なルブをしっかり拭き取ります。手で強く触らないとルブが付かないくらいでOK。余分があると走行中にルブが飛び散り、汚れの原因になってしまいます。


基本2. バイクウォッシュの使い方

かつては家庭用洗剤を使用した洗車が主流でしたが、現在は高性能なバイクウォッシュが数多くあります。使い方を間違えてしまうと、あまり効果が発揮されません。正しい使い方を覚えておきましょう。

  • ポイント1 洗う前にまずかける

    ポイント1 洗う前にまずかける

    バイクウォッシュの種類にもよるので、製品ごとの指示に従うことを前提としますが、基本的にバイクウォッシュは洗車の前に直接かけて使います。

  • 【重要!】ポイント2 かけてからしばらく時間をおく

    【重要!】ポイント2 かけてからしばらく時間をおく

    バイクウォッシュをかけてすぐに水で流したり拭き取ったりはせず、何分か時間をおくのがミソ。そうすることで汚れを浮かして分解します。

  • ポイント3 細かい部分もしっかり洗浄

    ポイント3 細かい部分もしっかり洗浄

    忘れがちなブレーキまわりやフレームの裏側など、細かい部分にもしっかりかけて洗浄します。バイクウォッシュなら、汚れがたまりやすくて落としづらい箇所も、かなりきれいに落とすことができます。

  • ポイント4 最後に水で流すor拭き取る

    ポイント4 最後に水で流すor拭き取る

    汚れが浮き、分解しされたら、水で流して洗浄完了!拭き取りでも問題ありませんが、水で流す方が確実に汚れを落とせます(拭き取りのみでOKの製品もあるので、事前に確認を)。


基本3. コーティング剤の使い方

バイク洗浄後の仕上げにコーティング剤使うと、見た目が美しいのはもちろん汚れが付きにくく、かつ汚れが付いても落としやすくなります。ただし、単に塗っただけでは十分に効果を発揮しません。

  • 【重要!】ポイント1  砂や泥、ほこりが残った状態はNG

    【重要!】ポイント1  砂や泥、ほこりが残った状態はNG

    コーティング剤を使う前に、バイク洗浄を完璧にしておくことが必要です。砂や泥、ほこりなどが残っていると、ウェスでコーティング剤をのばす際にフレームをひっかき、傷がついてしまいます。

  • ポイント2 ブレーキまわりを保護する

    ポイント2 ブレーキまわりを保護する

    忘れがちなポイントがこちら。制動部分にコーティング剤が付着すると、ブレーキ性能が落ちてしまう危険性があります。特にディスクブレーキ仕様の場合、ブレーキローターに要注意。カバーでしっかり保護するのがおすすめです。

  • ポイント3 スプレータイプは直接吹きかける

    ポイント3 スプレータイプは直接吹きかける

    スプレータイプのコーティング剤は、ウェスに染み込ませるのではなく、直接バイクに吹きかけた後にウェスでのばしましょう。コーティング剤が薄まるのを防ぎます(製品ごとの指示に従ってください)。

  • ポイント4 ダマにならないようのばし、フレームの裏にもにもしっかりと塗布

    ポイント4 ダマにならないようのばし、フレームの裏にもにもしっかりと塗布

    コーティング剤は塗りたくればいいというものではありません。ウェスで拭きながら、ダマにならないようにしっかりのばしましょう。また、忘れがちなフレームの裏側も忘れずに。


基本4. フィルタークリーナーによるチェーン洗浄の仕方

素早く確実に汚れを落とせるフィルタークリーナー。しかしながら、誤った使い方をしてしまうと無駄にクリーナーを消耗し、乳化したダマが残ってしまうことも。正しい方法を確認しましょう。

  • 【重要!】ポイント1 容器に入れて、刷毛を使って洗浄する

    【重要!】ポイント1 容器に入れて、刷毛を使って洗浄する

    ドバドバとかけるのではなく、適量を容器に移し、ペンキ塗り用の刷毛などでこすりながら洗浄します。最低限の量で効率良く汚れを落とせます。刷毛は斜めにカットを入れると使いやすくなります。

  • ポイント2 水で流す前に一度拭き取る

    ポイント2 水で流す前に一度拭き取る

    チェーンを洗浄したら、フィルタークリーナーをウェスで拭き取りましょう。こうすることで次の水で流す工程での作業効率が良くなり、乳化ダマもできにくくなります。

  • ポイント3 拭いた後に水で流す

    ポイント3 拭いた後に水で流す

    ウェスで拭いたら水で流します。フィルタークリーナーは、水に乳化して汚れが落ちるようにできています。しっかり乳化させないと汚れが残ってしまい、チェーンルブを差しても効果が発揮されません。

  • ポイント4 最後にバイクウォッシュで仕上げる

    ポイント4 最後にバイクウォッシュで仕上げる

    水で流した後、バイクウォッシュをかけてもう一度洗浄しましょう。そうすることでフィルタークリーナーが完全に落ちて、チェーンに付いた汚れが一も掃します。


いかがでしたか? 愛車と長く付き合うためにも、日々のメンテナンスは欠かせません。
ライド後の習慣にして、いつもベストコンディションで走りだせるようにしておきたいですね。


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