体験施設はこんなトコロ!焼締工房 音無窯
行橋市南部に広がる田園風景の中に佇む陶芸窯です。窯主はこの道40年の松尾さん。薪を使ってじっくり焚きあげる原始的な穴窯を自ら設計。焼物には釉薬をかけずに高温で焼成するという、昔ながらのスタイルにこだわります。
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工房は航空自衛隊築城基地の隣です。
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ギャラリーでは常時500〜600点の作品を展示中。木曜定休。
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松尾 和廣さん
昔から伝わる穴窯は原始的な焼成スタイルです。そんなアナログな焼き方だからこそ、土の種類や炎の流れで、一品一葉の作品に仕上がるのです。手回しロクロは初心者向き。初めての方でもびっくりする程の作品になりますよ。自分とじっくり向き合う時間にも。
おすすめポイント① 手回しロクロで誰でも気軽に陶芸家気分
土を指先で伸ばしながら成形する手回しロクロです。電動ロクロの場合、回転数が速いため、上達するには練習が必要ですが、手回しロクロはスピードに焦って失敗することも少なく、初心者でも気軽にチャレンジできるのが嬉しいポイント。まずは土の塊に穴をあけ、筒を作るところからスタート!
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材料は粘土1kg、水を張った洗面器、スポンジ、弓、皮、芯取り棒。持参するのはエプロンのみです。
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粘土1kgを半分にして、丸い形に。丸くした粘土の底を平にし、手回しロクロの中心に置きます。
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指で粘土の真ん中を押し、回しながら高さと厚みを揃えていき、だんだんと筒状の形にしていきます。指の位置はそのままで、粘土を動かします。
おすすめポイント② 1kgの粘土で、2つの作品が完成!
せっかくの陶芸体験。1つの作品作りに没頭するのも良いですが、同時に2作品作ることができるので、上達具合を肌で感じられます。最初は恐る恐る土を触っていたのが、2つ目からは慣れた手つきでロクロを回す、なんて人も。松尾先生のレクチャー付きだし、最悪失敗しても土だから元に戻せます!
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工房オリジナルの器具・芯取り棒を使った土台作り。段差をつけることで作業がしやすくなります。土台作りが一番大切!
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芯取り棒で土台を作ったら、ロクロを回しながら粘土を上へ上へと意識してまっすぐ伸ばします。
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弓で土を削りながら器のふちを整え、最後に皮を当ててきめ細やかにし、口当たりをよくします。
おすすめポイント③ 仕上げは穴窯で年2回、唯一無二の作品に。
松尾先生作、高さ1.5m、長さ10mの穴窯。湯呑みだと15,000個が一気に焼きあがる大きさです! 60時間ぶっ通しで薪を焚きあげ、1,200度の高温で焼き上げていきます。器に降りかかった薪の灰が自然釉となり、熱で溶けて土の成分と反応し、色や模様を作り出します。焼成は4月と10月の年2回。焼き上がりが待ち遠しい!
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希望すれば穴窯の見学もOK。山積みされた薪を燃やし、灰が器に降りかかり、自然釉となります。
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粘土1kgで仕上げた茶碗と湯呑みの2作品。同じものは2つとできず、まさに土と炎の芸術品です!
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ペット用名前入り食器作り体験。
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どんな作品に仕上がるかは届いてのお楽しみ。
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ビアジョッキの絵付け体験も実施中。どちらも大切な人への贈り物にもピッタリです!体験希望の際は電話にてお問い合わせください(TEL:0930-24-4001)。