体験施設はこんなトコロ!池田絣工房
筑後地方で200年以上に渡って伝わる久留米絣。コチラは1919(大正8)年創業です。藍染手織りの伝統的な製法を続ける織元の一つ。工房を構え、天然藍で先染めした糸を昔ながらの手織にこだわり、洋服や雑貨などを自社生産しています。
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天然藍染と手織りの伝統を守り、丁寧に作り続けています。
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現在は3代目の光政夫妻と4代目大悟夫妻を中心に日々制作しています。
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池田 大悟さん
一つとして同じものが生まれないのが藍染です。実際に職人が使っている染工場での体験となりますので、「本物」の雰囲気を肌で感じ取っていただけると思います。美しい天然藍の濃淡の色合いをぜひ楽しんでください。藍染体験で愛ある時間を!
おすすめポイント① ガラス張りの工房を見学しながら伝統を知る
藍染した糸で織る久留米絣。その歴史や技法を4代目である池田さん自らがレクチャーします。ギャラリー兼ショップから見えるガラス張りのオープン工房では、職人さんらが機織りしている姿を見学できます。職人さんの中には、この道70年の最年長92歳というスーパーベテラン職人さんも!
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機織り工房に隣接した店舗。手織りの反物から藍染製品をはじめ、希少なハギレも販売しています。
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天然藍で染めた錦糸。値段もお財布に優しく、編み物や刺し子など手芸に幅広く使えます。
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4代目の大悟さんの解説とともに、歴史や技法を教えてもらいながら、オープン工房を見学します。
おすすめポイント② 防染技法を組み合わせ、オリジナルの模様作り
藍染体験できるアイテムは、Tシャツ・エコバッグ・バンダナ・ストールの4種類から選べます。染めたいアイテムを選んだら、板締、絞り、折りなどの防染技法を使った模様作り。例えば星の型を布に挟むと、そこだけ染まらずに模様として白い星が浮かび上がるといった具合です。色々考えるのが楽しい時間。
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揉んだり、縛ったりしながら真っ白な生地の染めたくない部分に仕掛けを施していきます。
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輪ゴムや紐、板、プラスティックの型など、職人さんも使う染色道具を体験でも使用します。
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体験で藍染できるアイテムです。左からTシャツ、ストール、バンダナ、エコバッグ。
おすすめポイント③ 職人さんも使う藍甕で本格藍染体験
模様が決まったら染め場へ移動します。藍甕がズラリと並ぶ中、藍の原料や発酵の仕組みなどをレクチャーしてもらい、いよいよ藍染体験へ。藍甕の中に布を浸し、絞る、を10回ほど繰り返すと、深い藍色になります。淡い藍色が好みなら浸す回数を少なめに。好きな色の濃さになったら、流水で洗い、脱水して干して完成です!
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藍甕から布を取り出し、絞って、藍を酸素に触れさせることによって色が変化していきます。
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好きな色の濃さになったら、流水で洗い流します。防染の仕掛けを外すと、柄が白く浮かび上がります。
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染めたアイテムはその日に持ち帰りOKです。晴天の場合、自然光で乾燥させることも。オリジナルのかわいいTシャツ完成です!