体験施設はこんなトコロ!まる舎茶房
江戸時代から続く白壁の町並みが続く八女・福島地区の一角に佇む古民家。舎守の堀さんが提案した作法にこだわらず茶道を楽しむ「おちゃまごと」で、カジュアルに八女抹茶を体験できる茶房です。しかもテーブル茶道なので、誰でも無理なくお点前を楽しめるのがポイントです。
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八女の情緒ある街並みに佇む茶房。
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扉を開けると昔ながらの土間の空間が広がり、ここで茶道を楽しみます。
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堀 アスカさん
八女にいらっしゃる職人さんたちの力をお借りして、素敵なオリジナルの茶道具を作りました。そんな茶道具を使って、お点前した抹茶を味わい、八女のクラフト談話を交えながら、進化する八女の創造性を体感していただきたいです。正座しなくて大丈夫。気軽に茶道を楽しみましょう。
おすすめポイント① 八女オリジナルの茶道具でのお抹茶体験
堀さんセレクトのものや、八女の職人さんらにお願いして作ってもらったという茶道具。例えば抹茶を入れる容器の棗は、八女の伝統工芸の代表格・仏壇職人さんに、漆塗りと蒔絵の技術を用いて作ってもらったものです。茶杓、茶碗、お盆など体験で使用する一部の茶道具は、八女の職人さんメイドです。
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茶碗は八女に工房を構える「風見窯」のものです。形、色合い、風合いなど好きなものを選んで。
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選ぶのに迷った時は、実際に茶碗を手に取ってみて、手馴染みの良いものを選ぶのがおすすめです。
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お盆、抹茶が入った棗(なつめ)、古帛紗(こぶくさ)、茶杓。八女の茶道具セット。作り手の思いや温もりが伝わります!
おすすめポイント② 八女の古民家の土間で「おちゃまごと」を体感
茶房は、江戸後期から昭和初期までの伝統的な建築物が数多く残る八女福島白壁の町並みの一角にあります。大正時代に建てられた美しい佇まいの古民家で、体験する場所は風情抜群の土間にて。1服目は堀さんが点てたお抹茶をいただきながら、八女やお茶にまつわる話に耳を傾け、2服目にお抹茶点ての体験となります。
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1服目は堀さんのお点前でお点前と干菓子をいただきます。美しい所作など思わず見惚れてしまいます。
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茶碗は両手で持ち、左手の懐の上に乗せ、右手は横から支えます。その後は少し茶碗を回していただきます。
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香り高く濃厚な味わいが特徴の八女抹茶。1服目は八女茶の名付け親でもある茶商許斐本家の「青玉」です。八女の抹茶は国内でも最高級なんです。
おすすめポイント③ 誰でも気軽で気楽な、テーブル茶道
体験は座敷ではなく、あえての土間。茶道はしてみたいけど、正座はちょっと苦手、という方でも気軽に体験してほしいという思いから、テーブル茶道に。堀さんの座右の銘「且座喫茶(しゃざきっさ)」は、八女弁的にいうと「まぁお茶でも飲まんの」。作法を気にせず、気楽な気持ちで茶道を心から楽しむことができます。
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2服目は八女の道具を使って自分でお抹茶点て。まずは茶杓で抹茶をすくい茶碗の中へ。
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お湯を注ぎ、茶筅で泡が立つまで混ぜます。見た目はまるで抹茶カプチーノ!
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2服目は星野製茶園の「池の白」を使用。菓子器(皿)は松延工芸の桶の側面の板を器に見立て、菓子処きくやの生菓子と共に喫します。抹茶の良い香り!いただきまーす。