体験施設はこんなトコロ!うきは市癒しの旅先案内人協会
2008年に、北部九州で初めて森林セラピー基地として認定されたうきは市。そんな町の癒しスポットや散策コースをナビゲートしてくれます。つづら棚田のコースはその一つ。時間など要望に合わせたコースの提案も行ってくれます。
-
ゆっくり歩くので、歩き慣れていない人でも参加しやすいです。
-
珍しい「四方竹」のタケノコ。秋に顔を出します。
-
山﨑 征子さん
案内人歴10年以上。うきはには棚田の他、美しい滝や渓谷、果樹園など、魅力的なコースがたくさんあるので、いろんな風景を見ていただきたいです。野山の可憐な花や珍しい植物を探しながら一緒に散歩しませんか?お弁当を持参してハイキングもいいですよ。
おすすめポイント① 絶景のつづら棚田を歩く貴重な体験
集合時間の10:00、棚田を見下ろす駐車場でガイドさんと合流。地図を見ながら、歩くコースを確認して出発します。先人たちが築いた石垣を間近に見ながら棚田の間を歩き、小川を越えたり、見慣れない草花の名前を教えてもらったりしながら森の中へと入っていきます。コースの大半は、木々に囲まれているので、夏でも気持ちよさそうです。
-
スギ林の中の散歩道を歩きます。聞こえてくるのは落ち葉を踏むカサカサという音と小鳥のさえずり、虫の声。
-
小川の方を向いてゆっくり腹式で深呼吸してみましょう、とガイドの山﨑さん。緊張感がほぐれていきます。
-
彼岸花シーズンが終わった10月ごろの棚田は、ひこばえと呼ばれる稲の新芽が伸びて一面グリーンに。階段状に広がる田んぼの総数は300枚!
おすすめポイント② 触れたり、嗅いだり、味わったり… 五感で感じる癒しパワー
森林セラピーは、林野庁の主導で2006年から始められた取り組みですが、その癒し効果を得る上で大切なのが視覚だけでなく香りや音、触感といった五感を使って自然を感じることです。このコースでも、コケに触れたり、葉っぱの香りや風味を確かめたり、地面に静かに横になってみたりと、積極的に五感を刺激するポイントが設けられています。
-
スギのチップが敷かれた空間。マットを敷いて5分ほど静かに横になるだけで、気持ちが落ち着きます。
-
一見、何の変哲もない葉。促されるまま嗅いだり噛んだりしてみると、ほのかにシナモンの香りがします。
-
普段は見逃すようなコケで覆われた壁面を触ってみると、想像以上にフカフカで気持ちいいです。
おすすめポイント③ 棚田に向かって「ヤッホー」!やまびこ体験でストレス解消
約1.8kmのコースも終盤。スギ林からヒノキ林に変わり、やがて棚田を見渡す開けた場所に出てきます。「ここは、ヤッホー広場といいます」と山﨑さん。みんなで遠慮なく「ヤッホーーー!」。すると、棚田を囲む山々が壁となってやまびこに。気兼ねなく大声を出すと心も解き放たれることを実感しました。最後まで非日常づくしの2時間です。
-
ヤッホー広場でティータイム。山﨑さんが自宅で育てているハーブを使ったお茶を振舞ってくれました。
-
スタート地点の駐車場とは反対側から棚田を見渡せます。水が張られた初夏の眺めもおすすめ。
-
つづら棚田を一望できる、見晴らし抜群のヤッホー広場。「ヤーッホーー!森林セラピーに癒されたよ〜!」。ここから再び棚田の間のコースに戻ります。