脇之浦はだか祭(脇之浦漁港)
わきのうらはだかまつり(わきのうらぎょこう)
400年以上前から伝わる、豊漁と航海の安全、家の繁栄を祈願するお祭。北九州市若松区大字小竹の脇之浦漁港一帯で行われる勇壮なこの祭りはさらしを腹に巻いた男衆が力石を妙見神社に奉納します。
この祭りは、昔、壇之浦の戦に敗れた平家の上野浦一族の7人の武士が、苦難の末、1月10日に脇之浦にたどり着いたことで起こったと言われます。その7人は、人目に付かぬようこっそり暮らしていましたが、傷が元で次々と4人までも無くなったそうです。残った若武者が海で拾った石を4人の塚として毎日祈っていると、ある日、石が笑ったように見えました。何か良い事がありそうな予感で、翌日、海でみつけた石を恵比須神社のご神体として祭ったところ、3人の武者は漁にも嫁にも恵まれ、幸せな生涯を送ることができたということです。以来、1月10日に、10日(とうか)を縮めた「とし、とー」と言いながら、若者が村中をまわって集めた餅やにぎり飯を持って恵比須神社に集まり、火をたいたり、太鼓をたたいて夜を過ごします。そして、海より石を拾って恵比須神社に奉納すると、その年のうちに嫁に恵まれ、また、石が大きい者ほど魚がたくさん取れると言われて祭りが行われてきました。
基本情報
住所 | 福岡県北九州市若松区小竹3008-7 |
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電話番号 | 093-751-3954(北九州市漁業協同組合) |
開催日 | 毎年1月10日開催 18時頃 |
アクセス情報 | 市営バス「脇の浦」下車 |
ウェブサイト | 関連サイトはこちら |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
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