筑豊炭田の歴史探訪コース
日本の近代化を支えた石炭に関する博物館や記念館や、筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門と歌人柳原白蓮が過ごした邸宅をめぐります。
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- 所要時間
- 1日
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- 交通手段
- 車、電車
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筑豊の象徴「香春岳(かわらだけ)」を望む
映画やドラマ化された五木寛之(いつき ひろゆき)の小説「青春の門」の舞台にもなった山。地元では香春岳と呼ばず、一ノ岳(いちのだけ)、二ノ岳(にのだけ)、三ノ岳(さんのだけ)と呼ばれることが多いです。この山は高品位の石灰岩でできているため、一ノ岳は石灰石採掘によって元の半分程度の高さまで削られています。
住所 | 〒822-1406 福岡県田川郡香春町香春 | |
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電話番号 | 0947-32-8406(香春町役場産業振興課) |
「田川市石炭・歴史博物館」見学
石炭を主なテーマにした博物館
石炭記念公園内にある博物館。第一展示室では、石炭のなりたちや石炭がどのようにして採掘されたか、また炭鉱で働く人々や生活の様子など、炭鉱の歴史が一目で分かるようにしています。第二展示室では、炭鉱の生活の中から生まれた絵画や文学作品などを展示しています。第三展示室では、「田川地方の歴史と民族」をテーマに古代から近世まで郷土の歴史資料を展示しています。
また、石炭記念公園内には、旧三井田川鉱業所伊田堅坑櫓と煙突が当時のまま保存されています。
【産業観光の内容】産業遺産/石炭
石炭産業の歴史を含む生産流通、現場再現等の総合展示
【見学】あり
また「明治日本の産業革命遺産」の関連資産である「旧三井田川鉱業所伊田竪坑櫓、第一・第二煙突」とあわせまして、『館内ガイドによる解説』も行いますので、お気軽にお問合せ下さい。
住所 | 〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734-1 石炭記念公園内 | |
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電話番号 | 0947-44-5745(田川市石炭・歴史博物館) | |
営業時間 | 9:30~17:30(入館は17:00まで) | |
定休日 | 毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日以降)、年末年始(12月29日~1月3日) |
田川の二本煙突
また、炭坑節にも登場するお月さんを煙たがらせたこの二本煙突ですが、ステージ側の煙突は途中(上下)で煉瓦の積み方が変わっています。どこで変わっているのか探してみてください。
日没から22:00までライトアップされます。
住所 | 〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734-1 石炭記念公園内 | |
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電話番号 | 0947-44-5745(田川市石炭・歴史博物館) |
ひよ子穂波工場
1900年初頭、炭鉱労働者で栄えた筑豊。炭坑夫たちが疲労回復の源を甘いものに求め、また業者間の競争により質の高いお菓子が生まれました。「ひよ子」の穂波工場では製造工程が見学できます。見学時間は9:30~12:00。45人まで対応可能。要予約。(TEL:0948-23-0745)
※新型コロナウイルス感染症対策に伴い工場見学の予約をしばらくの間、中止しております。ご予約は都度事前にご確認ください。
和菓子発祥の地飯塚
長崎街道は南蛮渡来の砂糖がもたらされたことから「シュガーロード」とも呼ばれています。その長崎街道の宿場町だった飯塚は、早くから菓子作りが盛んでした。同じく街道筋にあった佐賀県久保田町の「千鳥屋」はカステラなどの南蛮菓子を作る老舗でしたが、明治以降の筑豊炭田の繁栄に目をつけて飯塚に進出。大正時代に名菓ひよ子を売り出した「ひよ子本舗吉野堂」と並んで飯塚の菓子作りを支えました。炭鉱労働者にとって甘味はエネルギー補給源であり、その必要性から飯塚では次々と菓子製造業者が生まれたのです。炭鉱閉山後も飯塚とその周辺には老舗菓子屋が残り、全国的な展開を果たすまでに発展を続けています。
住所 | 〒820-8501 福岡県飯塚市新立岩5-5 | |
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電話番号 | 0948-22-5500(飯塚市役所商工観光課) |
旧伊藤伝右衛門邸
明治30年(1897年)頃「筑豊の炭鉱王」と呼ばれた伊藤伝衛門の邸宅。
和洋折衷の旧伊藤邸内は、どの部屋も細部にまでこだわっており華麗で贅を尽くした屋敷に仕上げられております。
特に白蓮の居室(2階)は、日本庭園を一望できる見晴らしの良い部屋で、銀箔で作られた押入れや水上泰生が描いた蝶をあしらった天袋など様々な意匠がこらされており、白蓮の歓心を得るための細工さえあったとされるほど、豪華絢爛な造りとなっています。
住所 | 〒820-0066 福岡県飯塚市幸袋300 | |
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電話番号 | 0948-22-9700 | |
営業時間 | 9:30〜17:00(入館は16:30まで) | |
定休日 | 水曜日(祝日の場合は開館) 年末年始(12月29日~1月3日) ※なお、イベント開催期間中は無休 |
「直方市石炭記念館」見学
日本の近代化を支えた筑豊炭田の歴史に触れる
直方市石炭記念館
本館は明治43年(1910年)に「筑豊石炭鉱業組合」の会議所として建てられた建築物で、現在は筑豊炭田の歴史を伝える資料館として活用されています(直方市有形文化財)。施設内には写真や絵画、模型などのほか、実際に使用されていた蒸気機関車や掘削用大型機械など貴重な資料を多数展示。
また「筑豊石炭鉱業組合」(明治43年(1910年)創設)が炭坑災害発生時に罹災者救出並びに復旧作業を行うための目的で作った救護隊の練習坑道(明治45年~大正11年にかけて作られた)が、筑豊100年の炭坑の歴史を伝えるために残っています。
<追記>
筑豊炭田は明治の初め(1868年頃)から昭和51年(1976年)までの約100年間に約8億tの石炭を産出し、日本の産業発展と近代化に貢献してきました。筑豊炭鉱が閉山によって少なくなった昭和46年(1971年)7月「炭鉱の歴史」を後世伝えるため記念館を設置しました。
住所 | 〒822-0016 福岡県直方市大字直方692-4 | |
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電話番号 | 0949-25-2243(直方市石炭記念館) | |
営業時間 | 9:00~17:00(入館受付は16:00まで) | |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は開館) 年末年始(12月29日~1月3日) |
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