【大川市観光ガイド】おすすめ定番スポット・グルメ・お土産特集
「日本一の家具のまち」として知られる大川市。伝統的な建具から現代的なデザインの家具まで、幅広い品揃えで家具・インテリア巡りも楽しめます。歴史ある神社や町並み、筑後川昇開橋なども見逃せません。
そんな大川市の観光に欠かせない定番スポットやグルメ、お土産情報を紹介します。
大川市ってどんなところ?
福岡県の南西部に位置する大川市は、九州一の大河「筑後川」が流れる地域。約490年の歴史がある大川家具・大川建具に代表される、日本屈指の規模を誇る木工業が主要産業となっています。筑後川の河口に位置することから、木材の集積地として発展。特に榎津(えのきづ)と呼ばれる地域には船大工たちが集まり、ここから生まれた「榎津指物」が大川家具の原点といわれています。
また、筑後川と有明海の豊かな恵みによってもたらされる水稲、いちご、海苔などの農水産業も盛んに行われています。
1800年以上の歴史を持つ「風浪宮」や、江戸時代の風情を残す「小保・榎津 藩境のまち」、日本最古の昇開式可動橋「筑後川昇開橋」など、歴史的名所もたくさん!観光もショッピングも楽しめる魅力的なエリアです。
【人口】約31,330人(2024年7月末現在)
【面積】33.62平方km
<大川市での楽しみ方➀>筑後川にかかる日本最古の橋と幻想的な夕景を堪能
雄大な筑後川をまたぐ大きな赤い橋は、1935年に建設された日本最古の昇開式可動橋「筑後川昇開橋」。現在は歩道橋として利用されており、その歴史的な美しさと技術に間近で触れることができます。周辺には公園も整備されており、幻想的な夕景を楽しむスポットとしても人気。日没からはライトアップも行われ、夕暮れのコントラストに浮かび上がる美しい橋の姿を撮影しようと、カメラを持った観光客や地元の人々が訪れます。
橋のたもとには、大川市観光・インテリア情報ステーション「大川テラッツァ」があり、家具コンシェルジュによる目的に合わせたお店の紹介なども行っています。カフェやアンテナショップも併設されているので、夕暮れまでの時間に立ち寄るのもおすすめです。
<大川市での楽しみ方②>日本一の家具のまち!心ときめく家具・インテリア巡り
大川市は「家具のまち」として知られ、約200社の木工製造業者が集まる日本一の家具産地です。家具・インテリア巡りは大川市観光の楽しみ方の一つ。市内には多くの家具店やインテリアショップが点在し、伝統的な技法を用いた家具から現代的なデザインのものまで、幅広い品揃えを楽しむことができます。
伝統的な家具づくりの技術を生かしながら、「ネコ家具」や「ロボ家具」といった革新的な製品も続々と誕生。見ているだけでもワクワクが止まりません!家具・インテリア店だけでなく、グルメスポットや観光名所も掲載されている「家具のまち大川デジタルマップ」の活用もおすすめです。
大川市の定番・観光スポット
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筑後川昇開橋
もっと見る筑後川に架かる日本で数少ない昇開式の可動橋で、1935年に旧国鉄佐賀線の鉄道橋として建設されました。全長約507m、中央部の可動部分は約24m。最大約23mまで垂直に昇降できる構造で、大型船の航行を可能にしています。鉄道廃線後も保存され、1996年からは歩道橋として一般に開放。雄大な姿は大川のシンボルとして親しまれて、その歴史的・技術的価値から、国指定重要文化財および機械遺産にも認定されています。また、夕日の美しいスポットとしても有名。夜にはライトアップもされ、幻想的な風景を楽しむことができます。
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風浪宮(ふうろうぐう)
もっと見る約1800年前に創建された、神功皇后ゆかりの神社として知られている「風浪宮」。地元の人々から親しみを込めて「おふろうさん」と呼ばれています。16世紀に再建された本殿と石造五重の塔(正平塔)は、国重要文化財に指定されています。また、楼門に掲げられた巨大な組子絵馬、拝殿の前に安置された初代神主・阿曇磯良丸(あづみいそらまる)の像は、地元の木工職人が手がけたもの。木工産業が盛んな大川ならではの特徴を発見できます。
境内には樹齢2000年のご神木「白鷺の楠」や、弥生時代の人々が生活した証としての貝塚などがあり、歴史ロマンを感じることができます。
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古賀政男記念館
もっと見る昭和初期から戦後にかけて数々のヒット曲を生み出し、音楽家として初めて国民栄誉賞が贈られた作曲家・古賀政男の功績をたたえ建てられた施設。館内には、愛用の楽器や遺品の数々が展示されています。隣接する生家では、古賀氏が生まれ育った環境を再現。大川市が誇る昭和の大作曲家の足跡をたどることができます。「影を慕いて」、「酒は泪か溜息か」をはじめ、「東京ラプソディ」、「丘を越えて」など、生み出した名曲は数え上げればきりがないほど。「日本歌謡界の父」と称され、その作品は今も多くの人々に愛されています。
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小保・榎津 藩境のまち
小保・榎津 藩境のまち大川市の南部に残る歴史的な町並み。江戸時代には、町の間を流れる水路を境に西側の小保は柳河藩、東側の榎津は久留米藩に属し、両藩の境界地域として重要な役割を果たしていました。この地域は筑後川の河口近くに位置することから、水運の要衝として、また船大工や職人たちが暮らす町として発展。さまざまな木工製品が作られるようになりました。
現在も江戸期から昭和期の町家、社寺、木工の工場などおよそ170軒が点在。昔ながらの風情を味わいながら、ゆっくりと町歩きを楽しんではいかがでしょうか。
大川市のイベント・お祭り
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大川木工まつり(毎年10月上旬)
もっと見る日本最大級の家具産地・大川市最大のイベント。地元や市外の家具メーカー、関連業者による展示販売が行われ、約10,000点もの家具やインテリア雑貨が直売ならではのお祭り価格で販売されます。木工体験や組子細工のワークショップ、ステージショー、フードコートなど、子どもから大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
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風浪宮大祭(毎年2月上旬)
もっと見る風浪宮大祭は、通称「おふろうさん」と呼ばれる筑後地方の三大祭りの一つ。しめこみ姿の男衆たちが松明を持って市内を走り抜ける「裸ん行」や、日吉神社から清めの水を汲む「お潮井汲み」、「流鏑馬(やぶさめ)」などの神事が執り行われます。また、境内には串柿市や植木市などの露店が立ち並び、さまざまな催しも行われます。
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大川木の香マラソン大会(毎年2月下旬)
木工の町ならではの名前が付けられたマラソン大会。筑後川総合運動公園やその周辺で、1.5kmから10kmのコースが用意され、初心者からベテランランナーまで幅広い層が参加できます。だご汁などの軽食のおもてなしや、木製品、あまおうなどの特産品が当たるラッキー賞も好評です。
大川市で人気のグルメ・お土産
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おおかわタレ付け唐揚げ
地元民に愛される、大川発祥のソウルフード。「唐揚げ 大将」の創業者である故・平野敏典さんが築地の日本料理店での経験を生かし、「もっとおいしい唐揚げを提供したい」との思いで始めました。現在は、大川市内の多くの飲食店でタレ付け唐揚げが提供されています。元祖のタレは昆布だしベースのしょうゆ味ですが、店舗ごとに異なる個性あふれるタレを楽しめます。
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エツ料理
海水と淡水の混ざる汽水域で、国内では有明海にしか生息しない希少な魚「エツ」。限られた場所と時期にしか獲れないことから「幻の魚」とも呼ばれています。大川では、産卵のため筑後川に遡上してくる毎年5月1日の漁解禁日から7月頃まで食べることができる初夏の味覚。地元では刺身はもちろん、煮つけや天ぷら、寿司など、さまざまな料理で楽しめる郷土の味です。
大川市で楽しめる体験メニュー
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木工体験(組子体験、椅子づくりなど)
もっと見る大川市観光・インテリア情報ステーション「大川TERRAZZA(テラッツァ)」では、組子体験、椅子づくり、貯金箱やコースター作り、木製スプーン作りなど、さまざまな木工体験ができます。すべて制作キットになっており、スタッフが丁寧に教えてくれるので、お子様でも大丈夫。世界に一つだけのオリジナル作品を作ってみませんか?
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庄分酢 酢蔵見学
もっと見る江戸時代から300年続く発酵酢蔵で生き続ける発酵菌や、約4,000Lの大桶、伝承される黒酢の大がめでの酢づくりを職人やスタッフが案内してくれます。見学の後は「飲む酢」の試飲や、お酢の購入も可能。お酢を使った簡単レシピも教えてくれます。また、レストラン「酢Ristorante Shoubun」もあり、酢を使ったランチも楽しめます。
これがおすすめ!大川市のふるさと納税
大川市を代表するふるさと納税返礼品をご紹介します。ぜひ返礼品選びの参考にしてください!
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大川家具
日本有数の家具産地として知られる大川市。
イス、テーブル、ソファなど多種多様な家具が返礼品として出品されています。シンプルでありながらも洗練されたデザインがたくさん。モダンなデザインから匠の技が生きる伝統的なものまで、「家具のまち」ならではの品揃えで人気があります。 -
大川組子製品
釘や接着剤を使わず、木材を細かく組み合わせて繊細な模様を作り出す伝統的な木工技術「大川組子」で作られた、コースターや小物入れ、ランプシェードなども大川市ならではの返礼品。伝統的な模様である麻の葉や亀甲などのパターンは視覚的にも美しく、構造的な強さも兼ね備えています。機械では表現できない職人の技は国内外で高く評価されています。
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完熟あまおう
あかい・まるい・おおきい・うまいの頭文字をとってネーミングされた福岡のブランドいちご「あまおう」。その中でも、2~4Lサイズの完熟あまおうの詰め合わせは食べ応え抜群!店頭では味わえないおいしさです。3Lサイズは卵ほどの大きさ!毎朝、味を確認し、合格したものだけをその日のうちに収穫し発送します。
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福岡有明のり
九州一の大河・筑後川をはじめ、大小100以上もの河川が流れ込む有明海では、たくさんの海産物が育まれます。大川では最大6mにもなる干満差を利用して、柔らかくて旨み成分を多く含んだブランド「福岡有明のり」を生産。ふるさと納税では、焼きのりをはじめ、味付けのりや海苔の佃煮などが出品されています。
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旅出しうなぎ
筑後川下流の淡水と海水が混じり合う大川で獲れる天然うなぎは、江戸時代から特産品として各地に送られ、人気を博していました。他領へ移出することを「旅出し」といわれたことから、「旅出しうなぎ」と名付けられたのだそう。この新鮮なうなぎを、地元の日本料理店が素焼きや蒲焼に調理。養殖うなぎとは違う歯ごたえと味わいを堪能してください。
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酢製品
300年続く歴史ある蔵元「庄分酢」。創業時のくろ酢を再現した「蔵付酢酸菌 かすみくろ酢」は、蔵に住み続ける蔵付酢酸菌の菌体そのものが入った、独特の香ばしい風味が特徴です。他にもくろ酢たれ、すし酢、ぽん酢、南蛮漬けの素などオリジナルの酢製品や、果実を加えた「飲む酢」を詰め合わせたセットもおすすめです。
大川市のスポットマップ
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
大川市へのアクセス
■公共交通機関でのアクセス
・JR羽犬塚駅から西鉄バスで「大川市役所」まで約30分
・西鉄柳川駅から西鉄バスで約20分「中原高木病院前」下車、大川市役所まで徒歩約7分
■車でのアクセス(大川市役所まで)
・九州自動車道「八女IC」から約30分
・九州佐賀国際空港から約25分
・福岡空港から約60分