久留米市観光ガイド【筑後エリア】-1

【久留米市観光ガイド】おすすめ定番スポット・グルメ・お土産特集

福岡県南西部に位置する久留米市(くるめし)は、九州北部の中核都市として知られています。筑後川の恵みに育まれたこの地域は、古くから農業や酒造りが盛ん。四季折々の花や果物狩りも楽しむことができ、久留米ラーメンをはじめとするグルメも人気があります。
そんな久留米市の観光に欠かせない定番スポットやグルメ、お土産情報を紹介します。


久留米市ってどんなところ?

福岡市、北九州市に次いで、県内3位の人口が暮らす中核都市。さまざまな店舗やモールなどが建ち並ぶ商業エリアもありますが、九州一の大河・筑後川に沿って南側に耳納山・高良山・明星山などが連なる自然豊かなエリアも。県内1位の農業産出額を誇り、全国でも有数の農業地帯として知られています。
また、ゴムや自動車、バイオ産業など豊かな知恵と新たな発想、優れた技術を持つ「ものづくり企業」が数多く集積。世界的タイヤメーカー「ブリヂストン」や「アサヒシューズ」などの発祥の地でもあります。
博多駅から九州新幹線で約17分、福岡空港からは直行バスで約60分と交通の便も抜群!九州自動車道も通り、各自動車道への分岐点となる鳥栖JCTにも近いため、さまざまな交通機関で訪れることができます。

【人口】約300,240人(2024年10月1日時点)
【面積】229.96平方km


動画で久留米市の魅力を知ろう


<久留米市での楽しみ方➀>多彩な食文化!絶品グルメと美酒に酔いしれる

久留米市は、九州でも有数の食文化が息づく場所。今や世界的な人気を誇るとんこつラーメン発祥の地とも言われ、白濁した濃厚スープの「久留米ラーメン」を筆頭に、個性豊かな「久留米餃子」や鶏以外にも幅広い食材を串で楽しむ「久留米焼きとり」など、屋台文化により広がった多彩なご当地グルメが楽しめます。
かつて筑後川は天然うなぎの好漁場だったことから、うなぎの名店も多数。流域の肥沃な大地は小麦の二毛作が盛んで、栽培農家を中心にやわらかくモチモチとした筑後うどんを日常的に食べる文化も根付きました。
また、豊かな自然に恵まれた耳納連山(みのうれんざん)の麓や筑後川流域を中心に、15もの酒蔵が点在する名醸地としても有名。フルーツの栽培も盛んで、巨峰100%醸造のワインをはじめ、ブルーベリーやイチゴを使ったオリジナルのフルーツワインも造られています。
久留米のおいしいグルメと美酒を楽しみながら、その歴史やストーリーも味わってみてはいかがでしょうか。


<久留米市での楽しみ方②>四季を彩る美しい花々と旬のフルーツを満喫

一年を通して「花」と「フルーツ」を楽しむことができる久留米市。「久留米百年公園」や「石橋文化センター」をはじめ、公園や山々など、季節ごとに彩りを変える花の名所が点在。約100万本ものコスモスが咲き誇る「久留米市コスモスフェスティバル」や、日本三大植木市のひとつとも言われる「久留米つつじまつり」など、季節の花を満喫できるイベントも開催されます。
また果物の生産も盛んで、ぶどう、いちご、柿、梨、イチジクなどの果樹園も多数。採れたてのフレッシュな果物を味わえるフルーツ狩りができる施設も多く、四季折々の風景や味覚を存分に堪能することができます。旬のフルーツを使ったスイーツも忘れずに!


久留米市の定番・観光スポット

  • 高良(こうら)大社

    高良(こうら)大社

    高良山に鎮座する由緒ある神社。筑後国一の宮として知られ、式内社(名神大社)に列せられる1600年以上の歴史を持つ重要な社です。本殿、幣殿、拝殿は江戸初期の権現造。神社建築としては九州最大規模を誇り、国の重要文化財に指定されています。境内へと続く131段の石段の上からは、久留米市内を一望!絶好の夕景スポットとしても有名です。時期によっては、石段の中心に夕日が落ちる「光の道」の絶景を見ることができます。

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  • 水天宮

    水天宮

    全国各地にある水天宮の総本宮。子宝・安産の神様としても知られ、ご利益を授かろうと全国各地から参拝者が訪れます。創建は1190年と伝えられ、平家が壇ノ浦の戦いで敗れた後、官女である按察使局(あぜちのつぼね)伊勢が筑後川のあたり・鷺野ケ原に逃れ初めて水天宮を祀りました。その後、1650年に久留米藩の2代藩主・有馬忠頼公によって、現在の筑後川に臨む場所に移されました。御祭神の安徳天皇と玉江姫の恋物語に由来して椿の花が御神紋となっており、現在も本殿周辺は18種のツバキで囲まれています。

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  • 久留米市鳥類センター

    久留米市鳥類センター

    全国でも珍しい鳥類を中心とした動物園。クジャクやペンギン、フクロウ、エミューなど約80種420点の鳥や動物を飼育しています。鳥類以外にもウサギやモルモットとふれあえるコーナーや、リスザル、フラミンゴなどへのエサやりも人気。観覧車、メリーゴーランド、トランポリンなどがあるプレイランドも併設されており、子どもから大人まで楽しむことができます。また、夏季には市民流水プールも開設され、多くの来場者で賑わいます。

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  • 石橋文化センター

    石橋文化センター

    ブリヂストン創業者の石橋正二郎氏により、「世の人々の楽しみと幸福のために」と久留米市に寄贈された「石橋文化センター」。バラ、ツバキ、紅葉など、四季折々の花が楽しめる広大な庭園を有し、美術館、音楽ホール、図書館も併設された複合文化施設です。春にはソメイヨシノなど5品種・約150本の桜が咲き、ライトアップやコンサート、マルシェなどのイベントも開催されます。

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  • 田主丸ふるさと会館

    田主丸ふるさと会館

    JR田主丸駅内にある「田主丸ふるさと会館」。館内には観光案内所のほか、旬のフルーツを使ったスイーツ、地元ワイナリーや酒造のお酒を楽しめるカフェ「KAPATERIA(カパテリア)」も併設されています。駅舎がカッパのデザインになっており、フォトスポットとしても人気。田主丸町には「河童伝説」が残っており、駅前やホーム、町中には河童の銅像などが点在しています。ぜひ散策してお気に入りの河童を見つけてみてください!

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  • 久留米市世界のつばき館

    久留米市世界のつばき館

    古くからツバキの生産が盛んな久留米市草野地域の特性を生かし、ツバキの起源である原種ツバキをはじめ、世界のツバキを収集・展示。四季を通じてさまざまな国のツバキの花を楽しめる施設です。ガラスハウスにはベトナム、中国、日本などの原種ツバキが100種以上!ツバキ庭園では、樹齢80年を超えるツバキをはじめ、約40品種160本を観賞できます。また、情報交流施設では耳納北麓地域の開花や散策の情報を得られるほか、つばき油などの特産品も販売しています。

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久留米市のイベント・お祭り

  • 久留米つつじマーチ(毎年4月)

    久留米つつじマーチ(毎年4月)

    自然豊かな耳納連山や筑後川を背景に、色とりどりの久留米つつじを楽しみながら歩くウォーキングイベント。2日間にわたり日本各地から1万人以上のウォーカーが参加する、久留米市最大のスポーツの祭典です。中央公園をスタート・ゴール地点とし、5kmから40kmまでさまざまな距離のコースが用意されています。完歩後には、豪華賞品が当たる抽選会も開催されます。

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  • 水の祭典久留米まつり(毎年8月3日・4日)

    水の祭典久留米まつり(毎年8月3日・4日)

    毎年夏に開催される筑後地区最大の夏祭り。本祭では、明治通りを中心にマーチングバンドやストリートパフォーマンスが繰り広げられます。なかでも、踊り連がそろばんの音を鳴らしながら踊り歩く「一万人のそろばん総踊り」は圧巻!その後、現役の消防団員による「有馬火消し」の梯子乗りや、山林火災用の特殊ホースを使って色とりどりの水のイルミネーションを演出する「筑紫次郎の祭典」で締めくくられます。

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  • 筑後川花火大会(毎年8月5日)

    筑後川花火大会(毎年8月5日)

    1650年の水天宮落成祝賀を始まりとし、370年以上の歴史を持つ伝統的な花火大会です。久留米をはじめ、筑後地区の人々からも古くから親しまれ、その規模は西日本最大級。長門石と小森野河川敷の2カ所で同時に点火され、約15,000発の迫力満点の花火が久留米の夜空を彩ります。会場に来られない方にも楽しんでいただけるよう、花火大会当日の様子をYouTubeでライブ配信しています。

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  • 久留米市コスモスフェスティバル(毎年10月)

    久留米市コスモスフェスティバル(毎年10月)

    久留米市の秋を代表するイベントの一つ。筑後川の支流、陣屋川沿いの堤防には約3.5kmにわたって色とりどりのコスモスが咲き誇ります。「コスモス街道」と呼ばれ、シーズンには多くの観光客が訪れる北野町のシンボルとなっています。コスモスパーク北野と北野天満宮周辺では、地元の飲食店やキッチンカーの出店、マルシェ、和太鼓演奏など、さまざまな催し物が行われます。

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  • くるめ光の祭典 ほとめきファンタジー(毎年12~2月)

    くるめ光の祭典 ほとめきファンタジー(毎年12~2月)

    筑後地方の方言で「おもてなし」を意味する言葉が入ったイルミネーションイベント。西鉄久留米駅東口広場、明治通り(郵便局前~日吉町)を主会場として、街中が華やかにライトアップされます。なかでも教会前の藤棚のライトアップは見逃せません!オープニングセレモニーではステージイベントや飲食ブースが設けられるほか、街のいたるところにフォトスポットやオブジェも設置され、多彩なプログラムで久留米の冬を盛り上げます。

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  • 城島酒蔵びらき(毎年2月)

    城島酒蔵びらき(毎年2月)

    「酒どころ城島」の蔵元が参加する、九州最大規模の酒蔵開きイベントです。メイン会場の城島町民の森公園で行われる「城島の酒飲みくらべ」や「角打ち」をはじめ、各酒蔵を巡りながら新酒や限定酒を堪能することができます。絶品おつまみや限定グルメ、新鮮野菜などの地場産品の販売もあり、お酒を飲む人はもちろん、飲まない人でも楽しむことができます。

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久留米市で人気のグルメ・お土産

  • 久留米ラーメン

    久留米ラーメン

    久留米は福岡を代表するご当地グルメ「とんこつラーメン」発祥の地。1937年に開店した屋台「南京千両」が始まりと言われています。当初は透明なスープでしたが、屋台「三九」で偶然の失敗から白濁スープが生まれ、とんこつラーメンのスタイルが確立されました。羽釜で炊き出したスープを継ぎ足しながら煮込み続ける「呼び戻し」製法で作られる久留米ラーメン。博多・長浜ラーメンより豚骨の風味が強く、やや太めの麺が特徴です。

  • 久留米焼きとり

    久留米焼きとり

    日本屈指の焼きとり密集地で、久留米3大B級グルメの1つにも数えられています。市内には約200軒の焼きとり店があり、人口1万人あたりの店の数が全国で一番多いまちとして、2003年に「焼きとり日本一」を宣言。鶏以外にも豚、牛、馬など幅広い食材を串焼きで楽しめます。特に人気の「ダルム(豚・牛・馬の白モツ)」は、久留米焼きとりには欠かせない存在です。

  • 筑後うどん

    筑後うどん

    柔らかくモチモチとして、ふんわりしたねばりとコシのある麺、そして昆布やカツオ、いりこ、あごなどを使った優しい出汁が特徴です。筑後川流域の肥沃な大地で小麦の二毛作が盛んだったため、古くから根付いたうどん文化。地元では、主食である米飯の汁物やおかずとして食べられることもあります。トッピングにはごぼう天や丸天が定番で、かしわご飯などのサイドメニューも人気です。

  • 久留米のお酒

    久留米のお酒

    久留米市には15もの酒蔵があり、神戸・灘や京都・伏見と並んで全国三大名醸地と言われています。なかでも300年以上の歴史を誇る「若竹屋酒造場」や、「庭のうぐいす」で知られる「山口酒造場」などが有名。毎年2月には蔵開きイベントが開催され、新酒や限定酒を楽しめます。ワインや焼酎も醸造されており、田主丸町の「巨峰ワイナリー」では巨峰100%のワインや、ブルーベリーやイチゴを使ったフルーツワインが人気です。

  • 久留米絣

    久留米絣

    200年以上続く伝統的な織物で、藍染めの手法と素朴で温かみのある「かすれ模様」が特徴です。井上伝という少女によって考案された、糸をくくって部分的に染め模様を作り出す「絣(かすり)」の技法。その高度な技術は、国の重要無形文化財に指定されています。着物や日常的な衣類、インテリア用品など幅広く用いられ、丈夫で着心地が良く、夏は涼しく冬は暖かいという機能性も高く評価されています。

  • 籃胎漆器(らんたいしっき)

    籃胎漆器(らんたいしっき)

    薄く裂いた竹ひごを編んで骨格を作り、その上に漆を塗り重ねて仕上げる器。明治時代に茶人と竹細工師、塗師の3人が力を合わせて考案したものといわれています。籃胎漆器は酸やアルカリにも強く、軽くて丈夫。使えば使うほど渋みが増し、その美しさと実用性から人気を集めています。
    福岡県知事指定特産民工芸品に指定されており、地域の誇る伝統工芸として継承されています。


久留米市で楽しめる体験メニュー

  • 久留米ちくごうどん手作り体験

    久留米ちくごうどん手作り体験

    博多うどんとは異なり、ふわっと粘りのあるコシが特徴の筑後うどん。その「コシやわ」のコツを、名店「たけ屋」で教えてもらえる体験教室です。自分で打った麺は店内で食べることができ、残りはお土産としてお持ち帰りできます。自分で打ったうどんの味は格別!大人も子どもも楽しめます。

    たけ屋 公式サイト
  • 久留米絣天然藍染め、手織り体験

    久留米絣天然藍染め、手織り体験

    久留米絣の見学だけでなく、藍染や手織りの体験ができる工房があります。工房ごとに特色の異なる絵絣(えがすり)のすばらしさや、手織りの難しさ、藍の美しさに触れることができます。受け入れ人数や体験メニューは施設により異なるため、見学・体験情報を事前にチェックして訪問してください。

    久留米絣協同組合公式サイト
  • 久留米・水天宮での子授け祈祷 特別プログラム

    久留米・水天宮での子授け祈祷 特別プログラム

    全国総本宮である「久留米水天宮」では、子授け祈祷の特別プログラムを実施しています。鳥居をくぐるところから、正式な手順に沿った参拝をサポート。水天宮の歴史を聞きながら境内を散策し、その後、神職による特別祈祷を受けます。最後に、飲む御守「いつもじ」のいただき方を教えてもらえます。

    もっと見る
  • ダイハツ九州久留米工場見学

    ダイハツ九州久留米工場見学

    自動車メーカーでおなじみのダイハツでは、自動車へのエンジン組付工程の見学や体験ができます。会社の紹介ビデオを視聴してから工場を見学し、体験コーナーへと進む約120分のコース。申し込みはWebサイトまたは電話で受け付けており、団体の場合は1回につき最大40名まで受け入れ可能です。

    ダイハツ九州株式会社 公式サイト
  • 資生堂福岡久留米工場見学

    資生堂福岡久留米工場見学

    福岡久留米工場内の見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLANET」のコンセプトは「美の循環」。最先端技術を取り入れ、地球環境に配慮したものづくりを、プロジェクションマッピングや検査体験、ワークショップを通じて子どもから大人まで楽しく学べます。見学は1人から予約可能で、Webサイトからのみ受け付けています。

    資生堂 公式サイト

これがおすすめ!久留米市のふるさと納税

久留米市を代表するふるさと納税返礼品をご紹介します。ぜひ返礼品選びの参考にしてください!

  • 久留米ラーメンセット

    久留米ラーメンセット

    久留米の有名店の味が冷凍されて届く生ラーメンのセットや、チャーシューなどの具材付き、餃子が入った詰め合わせなどもあります。日持ちのする半生麺や乾麺のセットもあり、とんこつラーメン発祥の地の味をご家庭で手軽に楽しむことができます。

  • おまかせ旬野菜&フルーツ 耳納の恵み

    おまかせ旬野菜&フルーツ 耳納の恵み

    春の訪れを感じる野菜、太陽をいっぱいに浴びた夏野菜、味覚の秋にぴったりの大地の恵み、お鍋にぴったりの冬野菜など!申し込み時期に合わせた久留米の春夏秋冬の季節野菜10品目と、季節のフルーツ1品をおまかせでお届けします。

  • マイクロバブルシャワー「ピュアブルⅡ」

    マイクロバブルシャワー「ピュアブルⅡ」

    各ふるさと納税サイトで久留米市の人気返礼品ランキング、不動の上位を誇る返礼品です。独自のマイクロバブルパワーによる水流で節水による水量の物足りなさは感じず、約40%の節水効果!優れた洗浄効果に加え、やさしい温浴効果やしっとり保湿効果も期待できます。


久留米市のスポットマップ

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久留米市へのアクセス

■公共交通機関でのアクセス
・博多駅からJR鹿児島本線快速で「久留米駅」まで約40分、九州新幹線で約17分
・西鉄福岡(天神)駅から西鉄天神大牟田線特急で「西鉄久留米駅」まで約30分
・福岡空港から高速バスで約45分

■車でのアクセス(久留米市役所まで)
・九州自動車道「久留米IC」から約15分
・福岡空港から約40分


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