香春町観光ガイド【筑豊エリア】-1

【香春町観光ガイド】おすすめ定番スポット・グルメ・お土産特集

福岡県の東北部に位置する香春町(かわらまち)は、香春岳のすそ野に広がる四季折々の自然に囲まれ、万葉の歴史ロマンあふれる町です。そんな香春町の観光に欠かせない定番スポットやグルメ・お土産情報を紹介します。


香春町ってどんなところ?

香春町は、万葉集に「かわらまち」の名が登場するほど古い歴史を持ち、かつては都から大宰府政庁へと続く官道沿いの宿駅として栄えました。銅や石灰岩などの資源が豊富で、明治以降はセメント産業の中心地として発展。あま干し柿やたけのこ、れんげ米などの特産品やおいしいグルメも満喫できるほか、陶芸が盛んな町でもあります。
博多駅から車で約80分、小倉駅からは約50分と都市圏から車でのアクセスが良いので、桜・アジサイ、紅葉の季節にはドライブで訪れるのもおすすめです。

【人口】約10,500人
【面積】44.5平方km


<香春町での楽しみ方➀>自然と歴史が調和する美しい風景

町のシンボル「香春岳」をはじめとする山々に囲まれ、史跡や文化遺産も点在しています。
JR日田彦山線を縫うように設定された九州オルレ「筑豊・香春コース」があり、四季を通じて自然を身近に感じられるトレッキングが人気。このコースは「採銅所駅」を始点に、「神間歩(かんまぶ)」や「元光願寺跡の大クス」「香春神社の山王石」などのパワースポットを巡ります。また、⼆ノ岳の麓にたたずむ「神宮院」は、天台宗の開祖、最澄(伝教⼤師)ゆかりの古刹。大銀杏や梅の名所としても有名です。
美しい風景の中でのたけのこ掘りや登山のスタンプラリーなどのイベントも企画され、開催期間中は県内外からたくさんの人が訪れます。


<香春町での楽しみ方②>古来からの交通の要!文化香る体験をたっぷりと

ここには、福岡エリアと北九州エリアを結び、物流の重要なルートとなっている国道201号・322号が通っています。この2つの主要幹線道路が交差する香春町は交通の要衝とされ、江戸時代には宿場町として栄え、幕末には藩庁が置かれました。
町内には万葉集で詠まれた7首の歌碑のほか、種田山頭火の句碑もおかれており、自然と歴史が調和する風景が広がっています。先人から引き継いだ文化や伝統が根付いているのは、長い歴史を持つ地域だからこそ。歴史的なストーリーをめぐり、祭りで地域の伝統に触れることで、香春町の魅力をたっぷりと体感してください。


香春町の定番・観光スポット

  • 香春岳

    香春岳

    一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳と3つの峰がそびえ立つ「香春岳」は、古くから親しまれてきた香春町のシンボルです。結晶質⽯灰岩でできているため現在もセメントの原材料として採掘が行われ、一ノ岳の高さは元の半分ほどまで削られています。
    入山できるのは三ノ岳のみですが、四季折々の景色が楽しめる登山スポットとして人気。五木寛之の小説『青春の門』の舞台としても知られ、冒頭で「香春岳は異様な山である」と評されています。

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  • 香春神社

    香春神社

    1300年以上前に創建された一ノ岳の麓に鎮座する格式高い神社です。境内の「山王石」と呼ばれる大石は、昭和初期に一ノ岳から落下したものの不思議なことに社殿を少しも傷つけることなく現在地に鎮座したため、神の宿る石として崇められてきました。
    春になると参道沿いの約20本の桜が見事に開花し、お花見スポットとしても有名。5月に行われる「神幸祭」は、田川地域の初夏を迎える風物詩となっています。

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  • 呉ダム渓流公園

    呉ダム渓流公園

    呉川上流の呉ダムに位置する公園。春は桜が美しく、初夏はホタルやアジサイ、秋は⾍の声など季節ごとに豊かな自然を感じることができます。
    ウォーキングコースや水遊びを満喫できるエリアも整備。事前に使用申請書を提出すれば、BBQなどのレクリエーションも可能です。ダムの水景と渓流が織りなす景色の中でアウトドア料理に舌鼓する時間は、思い出に残ること間違いありません。

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  • 山頭火遊歩道

    山頭火遊歩道

    香春駅から徒歩約10分。放浪の俳人・種田山頭火の句碑が点在しています。山頭火は、親友である俳人・木村緑平を訪ねて田川の地を幾度も訪れ、香春岳や町の自然を詠んだ句を数多く残しています。
    秋になると、金辺川沿いにある遊歩道は銀杏の葉で美しい黄金色に。散策途中、立ち止まって句碑を眺めながら山頭火の心情に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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Column

香春町の有料ガイド(オルレガイド、歴史・まち歩きガイド)-1

香春町の有料ガイド(オルレガイド、歴史・まち歩きガイド)

香春の魅力をより深掘りしたい方におすすめなのが観光ガイドプランです。九州オルレ「筑豊・香春コース」を基にしたコース(約6時間)や、歴史深い香春の町を案内してくれるコース(約2時間)があります。どちらも、町を知り尽くしたベテランガイドが対応してくれるので安心。
時間や体力に応じてコース内容の相談も可能なので、お気軽に香春町観光協会へお問い合わせください。

ガイドについてはこちら

香春町のイベント・お祭り

  • 道の駅たけのこ祭り(毎年4月)

    道の駅たけのこ祭り(毎年4月)

    香春の春の風物詩といえば、たけのこ掘り放題イベント。澄んだ空気の山で自然の恵みを感じながら、たけのこを掘り出します。
    アクが少なく柔らかさが特徴のたけのこは、その風味豊かな味わいから、毎年すぐに売り切れてしまうほどの人気ぶり。「道の駅香春」には、新鮮な生たけのこの量り売りのほか、茹でたものやたけのこご飯などさまざまな品が並びます。

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  • 九州オルレ筑豊・香春コース オルレイベント(毎年6月・3月)

    九州オルレ筑豊・香春コース オルレイベント(毎年6月・3月)

    「JR採銅所駅」をスタートし、「神間歩(かんまぶ)」や「香春神社」などを巡りながら、香春町の豊かな歴史と四季折々の自然を五感で感じることができます。6月には美しい紫陽花がフォトジェニックな風景を演出し、3月には色鮮やかな菜の花が一面に広がります。田んぼの土の香りに癒され、爽やかな汗を流しながら心身ともにリフレッシュできるひとときを過ごしてみませんか。

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  • ふるさと香春夏まつり盆踊り大会(毎年8月15日)

    ふるさと香春夏まつり盆踊り大会(毎年8月15日)

    毎年8月15日に開催される町の二大祭りのひとつ。会場には露店が並び、子どもからお年寄りまで町内外から多くの人々が集まります。フィナーレには、色とりどりの花火が夜空を彩ります。
    この盆踊りは「盆踊りによる供養」の文化を次世代に繋げるという目的も。保存会が中心となって伝統を守り続けており、町の無形民俗文化財に指定されています。

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  • 香春10山(とざん)デジタルスタンプラリー(毎年10月~1月)

    香春10山(とざん)デジタルスタンプラリー(毎年10月~1月)

    香春町には、香春岳以外にも標高300m~760m程度の低山がいくつかあります。期間中にそのうち10山を訪れてデジタルスタンプを集めると、素敵な記念品がもらえるイベントです。
    爽やかな秋風に包まれながら、山を登り切った時の達成感は格別!記念品は数量限定となりますので、ご希望の方は早めの参加がおすすめです。

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  • ふるさと香春秋まつり(毎年11月第2日曜と翌月曜)

    ふるさと香春秋まつり(毎年11月第2日曜と翌月曜)

    軽食・スナックが味わえる地元企業のブースが香春町役場前広場に並びます。縁日イベントやフリーマーケットのほか、ステージ発表・作品展示も行われ、参加者が練習の成果を披露!
    沖縄県南大東島民謡ステージでは三線演奏もあり、会場は一体感に包まれます。

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  • 農業まつり(毎年11月)

    農業まつり(毎年11月)

    毎年11月、採銅所地区にある香春町ライスセンターで行われる「農業まつり」。自然の恵みへの感謝と地域農業の振興を願って、JAたがわが主催しています。
    地域住民による和太鼓演奏やクイズ大会など、家族で楽しめる企画が盛りだくさん!


香春町で人気のグルメ・お土産

  • 筑豊ラーメン

    筑豊ラーメン

    香春町で誕生した筑豊ラーメンは、コクのある豚骨スープと特製の自家製麺が自慢。上質な豚バラ肉を使った香ばしいチャーシューはスープとの相性抜群で、口の中に広がる旨味がたまりません。
    1970年の創業当時から守られてきた秘伝の味は、国内のみならず今では海外にも進出。ラーメンのほか、ボリューム満点の定食メニューもおすすめです。

  • 瓦そば

    瓦そば

    アツアツに熱した瓦の上に風味豊かな茶そばを乗せ、海苔や錦糸卵、牛肉の甘辛煮などを盛り付けた見た目も華やかな瓦そば。
    瓦の熱でフワッと広がるお茶の香りが食欲をそそります。輪切りにしたレモンやモミジおろしなどの薬味を加えて、さっぱりとめんつゆでいただきましょう。

  • 粉ものコラボ!かけうどん with たこやき

    粉ものコラボ!かけうどん with たこやき

    地域で長年愛されてきたうどん店には、実はたこやき店も併設。早朝から朝ごはんを食べに訪れる人も多い人気店です。
    たこやきをうどんの出汁に浸していただくのが、地元流の食べ方。行列ができていることも多いですが、並んででも食べたい香春町ならではの味をお見逃しなく!

  • あま干し柿

    あま干し柿

    飴色の美しいツヤ、上品な味が特徴で、中身がとろっとして柔らかい干し柿です。
    採銅所地区は、段々畑の下から吹き上げる谷風と、周囲の山々から吹き降ろす山風が、干し柿作りに最適な環境をつくり出しています。 たくさんの日差しを浴びてよく熟した、糖度が高い干し柿はぜひ食べていただきたい一品!凍らせるとシャーベットのような食感が楽しめます。

  • 香春ロマンガイドクッキー

    香春ロマンガイドクッキー

    ⾹春町の歌碑や句碑をプリントした14種類のオリジナルクッキー。町にゆかりのある俳人・種田山頭火が滞在中に詠んだ俳句をモチーフにしています。
    ひとつずつ個包装になっているので、職場や学校などの“バラマキみやげ”にもピッタリ!

  • 柿皮そうめんドン‼

    柿皮そうめんドン‼

    あま干し柿の製造過程で出る渋柿の皮を粉にして練り込んだそうめんです。モチモチした食感とほんのりとした甘みが魅力。柿には、ミカンの2倍ともいわれるビタミンCのほか、ビタミンAやポリフェノールもたっぷり含まれています。おいしい上に栄養も豊富で、贈答品としても好評です。
    ※期間・数量限定品のため、お買い求めの際には香春町観光協会へお問い合わせをお願いします。


これがおすすめ!香春町のふるさと納税

香春町を代表するふるさと納税返礼品をご紹介します。ぜひ返礼品選びの参考にしてください!

  • たけのこ水煮

    たけのこ水煮

    採銅所産のたけのこは粘土質の優良な土壌で育っているので、アクが少なく柔らかいと評判です。水煮はそのまま使うことができる上、6カ月程度の保存が可能。
    サラダ・煮物・炒め物などさまざまなメニューで、旬のたけのこを手軽に楽しめます。

  • 香春れんげ米

    香春れんげ米

    田んぼ一面にレンゲを育てて、そのまま有機肥料として使う特別な栽培方法で作られています。
    化学肥料を極力使用しない農法で栽培されたお米は、つやつやとした光沢があり、ふっくらと柔らかな食感。控えめな甘さと粘りが特徴です。

  • 香春牛

    香春牛

    福岡市内の飲食店・ホテルなどでも利用され、高評価を得ている牛肉です。餌には米や稲わら、乳酸菌を混ぜた発酵飼料をブレンド。オレイン酸の増加により、とろけるような旨味や甘みがしっかりと感じられます。
    切り落とし肉は牛丼や野菜炒めで、サーロインやロースはステーキ・すき焼き・しゃぶしゃぶで食べるのがおすすめです。

  • 柿渋染

    柿渋染

    柿渋とは、渋柿を粉砕し熟成させて作る天然染料のこと。抗菌・消臭などの作用があり、染め重ねることで汚れに強い丈夫な布ができ上がります。
    香春町では余剰渋柿を有効活用し、食品の保存袋や麻紐たわしなどさまざまなアイテムを製作。環境への負荷が少ない、地球に優しい商品としても注目されています。

  • 上野焼香春徹山窯

    上野焼香春徹山窯

    上野焼(あがのやき)は香春町や福智町、大任町で作られている釉薬の色彩が見事な陶器です。一点一点が職人の手によって丁寧に作られているため、同じものが二つとない独自の美しさが魅力。
    湯呑やマグカップのほか、土鍋やどんぶり、角皿など豊富なアイテムが揃っており、日常の食卓を華やかに彩ります。


香春町のスポットマップ

Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください


香春町へのアクセス

■公共交通機関でのアクセス
・小倉駅から日田彦山線で「香春駅」まで約50分
・⻄鉄天神高速バスターミナルからバスでJR新飯塚駅経由、「香春町役場」まで約120分

■車でのアクセス(香春町役場まで)
・東九州自動車道「行橋IC」から約20分
・九州自動車道「小倉南IC」から約25分
・北九州空港から約40分
・福岡空港から約70分


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