【飯塚市観光ガイド】おすすめ定番スポット・グルメ・お土産特集
福岡県の中央部に位置し、
飯塚市ってどんなところ?
2006年に1市4町(飯塚市、穂波町、筑穂町、庄内町、頴田町)が合併してできた飯塚市。
古くは弥生時代から人が住み、稲作が行われ、江戸時代には長崎街道の宿場町として繁栄。明治時代以降は筑豊炭田の中心地として発展しました。
現在、市内には近畿大学産業理工学部、近畿大学九州短期大学、九州工業大学情報工学部の3つのキャンパスがあり、学園都市として未来を担う人材の育成が行われています。
JR筑豊本線や篠栗線が通っており、博多駅まで約40分、小倉駅まで約60分と利便性抜群!福岡・北九州都市圏への通勤、通学圏内というアクセスの良さに加え、三郡山地や遠賀川など豊かな自然も広がり、住みやすい街としても注目を集めています。
【人口】約124,210人(2024年9月末時点)
【面積】213.96平方km
<飯塚市での楽しみ方①>菓子文化が花開いた「シュガーロード」でスイーツを満喫
江戸時代、海外貿易の窓口であった長崎と小倉をつなぐ「長崎街道」沿いにある飯塚市。小倉まで続く全長約228kmの街道沿いに根付いた個性豊かな砂糖文化の物語は、2020年に「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」として日本遺産に認定されました。
明治初期からは、炭鉱の町で働く労働者が甘味を好んで食べたことから花開いた飯塚の菓子文化。創業100年以上の歴史を持つ和菓子店では昔ながらの製法で饅頭などが作られ、近年では地元食材を生かした創作スイーツを提供するカフェやショップも誕生。伝統的な和菓子から洋菓子まで、多彩なスイーツを堪能することができます。
全国的に有名な「千鳥饅頭」「名菓ひよ子」「なんばん往来」などの銘菓が生まれたまちでもあり、発祥の地ならではの出来立ても味わえます。
<飯塚市での楽しみ方②>原始から現代までの歴史が息づく史跡がいっぱい!
弥生時代の日本の社会や文化を知る貴重な出土品が多く発見された「立岩遺跡」をはじめ、現在は公園として整備されている「小正西(おばさにし)古墳」や「川島古墳」など、考古学上価値の高い史跡がたくさん。ほかにも7世紀頃に造られた山城跡と考えられる「鹿毛馬神籠石(かけのうまこうごいし)」、8世紀初めの建立と推定される寺院の塔跡「大分廃寺塔跡」など、原始からの歴史を伝えるスポットが点在しています。
江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、「長崎街道冷水峠」など当時の石だたみが残る場所もあります。また、明治時代以降は石炭産業が発展。炭鉱で使用するトロッコを引っぱるロープを巻き上げた「巻き上げ機台座」や、選炭したあとに残る石や質の悪い石炭を積み上げた「ボタ山」、炭鉱労働者の娯楽施設として開場した「嘉穂劇場」、炭鉱採掘により財を成した麻生家や伊藤伝右衛門の邸宅など、炭鉱の町の面影を残す遺構も多くあります。
原始時代から江戸時代、そして近代に至るまで幅広い歴史を持つ飯塚市の史跡巡りを通じて、さまざまな時代の日本の姿を感じてみてはいかがでしょうか。
飯塚市の定番・観光スポット
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旧伊藤伝右衛門邸
もっと見る筑豊の炭鉱王として知られた伊藤伝右衛門の邸宅。主屋をはじめ、書院や茶室など当時の豪華な生活様式を今に伝える和洋折衷の近代和風建築で、国の重要文化財に指定されています。1,500坪の見事な回遊式庭園は国指定名勝。八角形屋根の四阿(あずまや)や池泉に架かる石造の太鼓橋、噴水のある心字池などが配されています。
現在は建物・庭園ともに一般公開されており、筑豊の炭鉱文化を象徴する貴重な文化財として、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。 -
飯塚市歴史資料館
もっと見る国の重要文化財に指定された立岩遺跡の出土品をはじめ、前漢鏡(中国の鏡)や貝の腕輪など、旧石器時代から近代に至る貴重な考古資料約1,500点を展示しています。「くらしと文化」をテーマにした飯塚地方の近世から近代までの展示や、筑豊の炭鉱経営者として知られる伊藤伝右衛門とその妻・柳原白蓮の展示コーナーも。ほかにも中国西安市との友好関係を示す資料や、炭鉱画家・山本作兵衛の作品なども展示されており、飯塚市の歴史と文化を幅広く学ぶことができます。
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嘉穂劇場(休館中)
もっと見る1931年、日々命をかけて働く炭鉱夫の娯楽施設として開場した「嘉穂劇場」。江戸時代の歌舞伎様式を伝える木造2階建ての芝居小屋で、国の登録有形文化財に登録されています。劇場内には人力で動かす「廻り舞台」や「迫り(セリ)」、2本の花道など、伝統的な舞台機構が現存しています。観客席は日本の伝統的な畳敷きの「桝席」と「桟敷席」で構成され、約1,200人を収容できます。現在は飯塚市に譲与され、再開に向けた検討が進められています。
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いいづかスポーツ・リゾート ザ・リトリート
もっと見るテニス、ヨガ、ハイキングなど、自然の中で身体を動かしながら心も体もリフレッシュできるホテル&グランピング施設です。ファミリーやグループ向けのホテル棟、冷暖房・トイレ・シャワー完備のジャーニーテント、アメリカンヴィンテージデザインの高級キャンピングトレーラー、専用ジャグジー付きのコテージの4タイプを用意。お好みのスタイルで宿泊できます。夕食は新鮮な素材を使ったこだわりのオリジナルバーベキュー、朝食は地元のお米を使った「和のおにぎり弁当」などをお部屋で楽しめます。
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大分八幡宮(だいぶはちまんぐう)
もっと見る726年に創建された大分八幡宮。応神天皇・神功皇后・玉依姫命を主祭神とし、筥崎宮の元宮としても知られています。神功皇后が三韓征伐から帰還した際に引率していた軍士を解隊した地とされ、その際の「大分かれ」が名称の由来となったと伝えられています。社殿は戦国時代に焼失し、1577年に秋月種実(あきづきたねざね)によって再建。現在の社殿は1995年に改築されたものです。
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カホテラス
筑豊情報マガジン WINGJAふくおか嘉穂が運営する複合型ファーマーズマーケットです。地産地消をテーマに、おいしい地場農産物や特産品が大集合!エリア最大級の農産物直売所「かほ兵衛の台所」では、地元の新鮮な野菜や厳選された国産牛、鮮魚、お惣菜などが豊富に揃います。フードコートや本格和食レストラン、子どもたちが遊べるスペースに、キレイで広いトイレも完備。駐車場は400台収容可能で、旅のひと休みにもぴったりです。
飯塚市のイベント・お祭り
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飯塚山笠(毎年7月1日~7月15日)
もっと見る西日本一帯で多くの死者を出した1732年の飢饉をきっかけに、無病息災などを願って始まったとされる山笠。炭鉱閉山などの影響で一時中止となりましたが、1971年に復活。山笠フィナーレの「追い山」の日には、約3,000人ともいわれる男衆が水法被に身を包み、山笠を担いで市内を駆け抜けます。期間中に行われる「飯塚観光子ども山笠」では、子どもたちが元気な掛け声とともにかわいらしい山笠を披露します。
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飯塚納涼花火大会(毎年8月初旬)
もっと見る2024年に記念すべき第100回を迎えた長い歴史を持つ花火大会。毎年約10万人が訪れる飯塚市の夏の風物詩です。遠賀川中之島から、約60分間で5,000発を超える花火が打ち上げられます。見どころは全長約400mのナイアガラの滝をはじめとする大規模な仕掛け花火。会場周辺には露店がたくさん並び、賑わいをみせます。
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筑前の國いいづか街道まつり(毎年10月下旬)
もっと見る飯塚市中心商店街が、かつて長崎街道の宿場町「飯塚宿」として栄えた歴史を背景に開催されている祭り。江戸情緒あふれる衣装を着た市民による時代仮装行列をはじめ、ストリートダンスやパフォーマーによるステージショー、筑豊名物が集まったフードコーナーなど、催し物が盛りだくさん!最後には参加者全員で「ON-DOいいづか」を踊り、祭りを締めくくります。
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いいづか雛のまつり(毎年2月~3月)
もっと見る市内12カ所の会場で雛人形や雛祭りの飾り付けが行われ、飯塚の春を彩ります。メイン会場となる旧伊藤伝右衛門邸では、日本一のスケールを誇る座敷雛の展示が圧巻。20畳の座敷一面に約1,000体の雛人形が飾られ、ほかの部屋や廊下にも吊るし飾りなどの飾り付けが施されます。各会場で趣向を凝らした優美で雅な展示が行われ、県内外から多くの観光客が訪れます。
飯塚市で人気のグルメ・お土産
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味覚焼
飯塚市のソウルフードとして愛される味覚庵の「味覚焼」。見た目はタコ焼きですが、お年寄りや歯の弱い方、小さいお子さまも楽しめるようにタコは入っていません。生地には天玉と朝採れのネギに秘伝のダシ。スタンダードはソースに魚粉がたっぷりかけられます。創業から50年以上、この素朴な味が地元の人々に親しまれています。
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筑穂牛
飯塚市の筑穂地区で育てられている、小倉牛と並ぶ福岡県内最古のブランド牛。緑豊かな自然に恵まれた環境のもと、統一されたオリジナルブレンドの基礎配合飼料・肥育方法で約20カ月を掛けてじっくり健やかに育てられます。繊細な「さし」が入った、柔らかな肉質と甘くとろける脂が特徴です。
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KURO SELECTION(クロセレクション)
飯塚市、嘉麻市、桂川町からなる筑豊・嘉飯地域。かつて石炭の一大生産地だったこの地域で、人気の洋和菓子店の職人たちが石炭の「黒」をテーマに開発したコレクション。味にもデザインにもこだわった、スタイリッシュでシックな高級感あふれる大人のスイーツシリーズです。
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名菓ひよ子
1912年に吉野堂によって考案された銘菓。ひよこの形のかわいらしい外見をしたしっとりとした生地に、中にはやさしい甘さの黄身餡が詰まっています。飯塚で誕生し福岡市に出店、九州名物となりました。その後、東京への出店を機に全国へと知れ渡り、今では東京土産としても愛されています。
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千鳥饅頭
伝統のカステラと丸ボーロから生まれた千鳥饅頭は、1630年創業の老舗・千鳥屋の代表銘菓。インゲンマメとザラメで作った口どけのよいやわらかな舌ざわりの白餡を風味のよいカステラ生地で包み、黄金色に焼き上げました。表面には愛らしい千鳥の焼印が押されています。
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なんばん往来
しっとりふっくらとしたアーモンド粉100%の生地と、発酵バターが香る512層に折り込んだパイで焼き上げられた、南蛮船を思わせる船の形の西洋菓子。爽やかで甘酸っぱいジャムがアクセントに入っています。飯塚のSweets‐Bistoro本店では香ばしい焼きたても購入できます。
飯塚市で楽しめる体験メニュー
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ゴルフ
福岡空港や北九州空港からも近く、大きな国道の近くに6つのゴルフ場が点在する飯塚市。市街地を少し離れると山々に囲まれており、その自然の起伏を生かし、自然林を残す戦略性に富んだコースも多数。丘陵タイプのコースがあるゴルフ場では、イン・アウトで違った趣を楽しめます。
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アイススケート
飯塚アイスパレス飯塚アイスパレスは、九州では数少ないオールシーズン利用できるアイススケート場。シューズやヘルメット、ひじやひざサポーターのレンタルもあり、子どもや初心者でも安心!60m×30mのアイスホッケー国際規格の本格派リンクで、暑い夏でもウィンタースポーツを楽しめます。
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オートレース
飯塚オート全国に5カ所しかないオートレース場のひとつで、1957年に開業した九州唯一の「飯塚オート」。広いスタンド席からスピード感あふれるプロの走りを間近で見ることができ、初の「ミッドナイトオートレース」開催場としても知られています。飯塚・あいタウン前または新飯塚駅からの無料送迎バスも運行しています。
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動物とのふれあい体験
ピクニカ共和国約80種・600頭羽の動物たちが暮らすピクニカ共和国では、動物とのふれあい体験ができます。かわいい小動物もたくさんいるので、動物とふれあうのが初めてのお子さんにもぴったり。ふわふわのヒヨコやモルモットにタッチしたり、3歳~小学4年生まではポニーの乗馬体験もおすすめです。
これがおすすめ!飯塚市のふるさと納税
飯塚市を代表するふるさと納税返礼品をご紹介します。ぜひ返礼品選びの参考にしてください!
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鉄板焼ハンバーグ デミソース
飯塚市内でふるさと納税の返礼品専用に開発・製造されたこだわりのデミグラスソースを使用したハンバーグです。濃厚な甘みとコクがあり、ご飯との相性も抜群!湯煎するだけで絶品のハンバーグをご自宅で楽しめます。
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きれいなコーヒー
珈琲豆の本来の旨味と香りを引き出すために、世界の産地から届いた珈琲生豆を独自の洗浄技術で洗浄してから焙煎するオアシス珈琲の「きれいなコーヒー」。本格レギュラー珈琲のほか、お湯を注ぐだけのお手軽なドリップパックもあります。
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銀座山形屋 オーダースーツ仕立券
創業110年を超える「銀座山形屋」および「サルトリアプロメッサ」取扱い店舗で使えるオーダースーツ仕立券です。身体に寄り添う美しいシルエットが特徴。飯塚市に銀座山形屋直営の福岡工場があり、スーツを縫製しています。
飯塚市のスポットマップ
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飯塚市へのアクセス
■公共交通機関でのアクセス
・JR博多駅から福北ゆたか線で「新飯塚駅」まで約40分
・「西鉄天神高速バスターミナル」から西鉄バスで「飯塚バスターミナル」まで約60分
■車でのアクセス(飯塚市役所まで)
・九州自動車道「福岡IC」または「八幡IC」から約40分
・福岡空港から約60分
・北九州空港から約60分