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ノスタルジックなまち歩き 若戸大橋のたもと レトロな港町 若松そして戸畑

「ノスタルジックなまち歩き」若戸大橋のたもと レトロな港町 若松そして戸畑 潮干狩り ひなまつり PDFで見る

日本一の繁栄が散りばめられたレトロなまちは魅力いっぱい

若松渡場(若戸渡船)

 1891年(明治24年)に、若松では三井、三菱、安川、古河などの企業が石炭関係の事業を開始した。以来、日本の工業の発展とともに、石炭の積出港として繁栄を極め、映画館や芝居小屋、そしてハイカラなジャズが似合うまちとして歴史を刻んできた若松。
 1891年(明治24年)に筑豊興業鉄道が直方—若松間に開通する前は、石炭は川ひらた、別名五平太船で遠賀川や堀川を下って若松港へと運ばれた。鉄道開通後は石炭は鉄道を使って若松港に集められ、船で全国に送られていった。

旧ごんぞう小屋

 若松に集められた石炭は「ごんぞう」と呼ばれた港湾労働者たちによって船積みされていた。仕事を求めて全国から若松へ何千単位の人々が集まり、賑やかなまちを構成していたのだ。やがて、石炭から石油へとエネルギー革命が起こった昭和30年代に入ると、若松はかつての賑わいを失っていく。しかし、今なお、色濃く残る繁栄の跡は、レトロな香りを放ち、若松の大きな魅力となっている。

ジャズでまちおこし毎年開催される「若松鉄人ジャズ」

 洞海湾によって隔てられた若松区と戸畑区を結ぶ「若戸渡船」は、「ポンポン船」の愛称で親しまれる市民の足。その渡船場の待合室でも区役所のロビーでも、流れているのはジャズの調べ。若松は、石炭景気にわく大正時代から昭和の初めにかけてジャズが街を賑わしていたという土地柄。毎年、国内や海外の一流著名ミュージシャンを招いて行う大イベント「若松鉄人ジャズ」や若松の老舗料亭「金鍋」で開催される「座敷でジャズライブ」など、ジャズを通して若松のまちおこしが行われ、世話人である「若松で音楽を聴く会」代表の和田寛市さんが平成20年国土交通省地域づくり表彰で国土交通大臣賞を受賞した。今年も潮風漂う野外やホールでジャズコンサートが開かれる。

いたるところロケ地にぶらり歩いてみよう

火野葦平旧居「河伯洞(かはくどう)」

 絵になる!若松のいたるところ、雰囲気のある景色が展開する。実際に、「THE LAST MESSAGE海猿(2010年)」など数々の映画やドラマの撮影に使われている。
 若松出身の芥川賞作家・火野葦平が父・玉井金五郎と母・マンの半生を描いた「花と龍」では、再演のたびに若松が舞台となって映画を盛り上げてきた。

料亭金鍋

 火野葦平旧居「河伯洞」や明治28年創業の「料亭金鍋」、レトロな雰囲気なビルが立ち並ぶ若松南海岸通りなどの撮影スポットを紹介した「若松ロケ地マップ」もあり、それを手にノスタルジックなまち歩きが楽しめる。
 さらに、「若松渡場」と「戸畑渡場」を結ぶ若戸渡船(愛称=ポンポン船)に乗ってみてはどうだろう。若戸大橋の下を三分間の船旅だが、洞海湾沿いのビルや工場群を眺めながら小さな旅の気分を味わうことができる。

お問い合わせ 若松区役所 TEL.093-761-5321

上野ビル

北九州市立美術館(本館)
■住所/北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
■電話/093-882-7777
■アクセス/JR戸畑駅から西鉄バス美術館口
下車、無料シャトルバス乗り換え5分
 1974年(昭和49年)竣工。建築家・磯崎新がカテドラル(聖堂)をイメージして設計した斬新なデザインの美術館。モネやルノワールなど、印象派から現代アートまで、近現代の多彩な作品を収蔵している。また、約1300点にもおよぶ浮世絵コレクションも見ごたえがある。
旧松本家住宅(西日本工業倶楽部)
■住所/北九州市戸畑区一枝1丁目4-33
■電話/093-871-1031
■アクセス/JR戸畑駅から西鉄バス明治学園
前下車、徒歩5分 ※特別公開は事前に問合せ
 旧松本家住宅は実業家「松本健次郎」(1872~1963年)の旧邸。ハーフティンバースタイルのアールヌーヴォー風木造洋館と日本館で、洋館は1910年(明治43年)に日本館は1909年(明治42年)に上棟され、国の重要文化財となっている。春と秋の年2回特別公開される。

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