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夜を彩る街の魅力 天神・博多の夜は屋台を楽しもう!

夜を彩る街の魅力 天神・博多の夜は屋台を楽しもう! 火祭り 光の祭典&カウントダウン
寺社の祭りや縁日に並ぶ屋台とは違って、夕暮れとともに天神・博多のビルの谷間に出現する博多の屋台。独特の屋台文化が育まれ、仕事帰りや観光・ビジネスで福岡を訪れる人々がお目当てとする名物スポットとなっている。 PDFで見る
ビルの谷間の歩道に夕暮れより屋台が開店
 夜の福岡市を歩いていると、路上のあちこちに屋台の灯りが目にとまる。暖簾ごしに覗くと、美味しげな匂いとともに店主やお客らの談笑する様子が…。
 歩道上に屋台が並んだエリアが博多区中洲や中央区天神・長浜地区など市内いたるところにある。博多の屋台は場所を固定して営業する。その数は155軒。昼はコンパクトにたたまれて月極駐車場などに置いてあり、夕方に「引き屋」と呼ばれる人が引いて決まった場所へ移動して店開きをする。電気は屋台ごとに専用の電源を持ち、水道は近くのビルと契約している。ガスは自前のプロパンガスを屋台内に取り付けてある。ラジオやテレビを流す店も多く、とくに夏場は地元球団ホークスの試合に盛り上がる。

日暮れとともにオフィス街は屋台が並び賑わう

豊富なメニューと会話の楽しさ
 屋台のメニューは豊富で、ラーメンのほか、おでん、もつ鍋、焼き鳥、鉄板焼き、天ぷらといった品目を掲げる店が多い。衛生上、生の食品は出さない決まりで、金額の表示が義務化されている。カクテル専門や沖縄料理専門の店、自慢のオリジナル料理など、店々に個性があふれている。これらのメニューをつまみにお酒を飲み、最後にラーメンで締めるという屋台ファンが多い。
 開放的な福岡人気質もあってか、たまたま隣り合ったお客同士や店主と話が弾むことも屋台ではしばしば。福岡を訪れた観光客やビジネスマンらにも好評で、博多屋台は、観光スポットとしても注目されている。

博多ラーメン

一人でも仲間でも気軽に入れる屋台
 多くの都市から屋台の姿が消えていくなかで、博多の屋台は人気と個性、美味しさで市民や観光客に親しまれる存在だ。一方で、市や保険所には屋台から出るゴミなどの苦情が寄せられることもある。そのため、福岡県警が道路使用許可の名義に関して「一代限り」としたり、福岡市が「福岡市屋台指導要綱」を示すなど、屋台はさまざまな規制のもとに安心して楽しんでいただけるよう努力を重ねている。
 夜の天神・博多はたくさんの屋台で活気づいている。一人で入るのも仲間と入るのもよし、お酒を飲んでも、食事だけでもいいとあって、女性ファンが意外に多い。とくに休日前は、どの屋台もお客であふれ、楽しげな様子が外からも見て取れる。これから福岡を訪れる方々はぜひ、屋台にチャレンジしてほしい。

お客とも気さくに話す屋台の大将

「これからの福岡のまちと屋台との共生のあり方を考える研究会」が発足

福岡市総務企画局企画調整部企画課長(屋台プロジェクト調整)臼井智彦さん

 今年、福岡市は、軒数の減少などで存続が危ぶまれる屋台について、街との共生を模索するために、通称「屋台課長」を任命した。正式名は、総務企画局企画調整部企画課長(屋台プロジェクト調整)で、抜擢されたのは、臼井智彦さん。
 「福岡に赴任して、『屋台課長』という名前に驚きました。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏を会長に発足した第三者委員会『屋台との共生のあり方研究会』を市の事務局として運営しながら、屋台がかかえる道路や環境面の課題などについて取り組んでいます。茨城県出身で、屋台に行ったことがなかったのですが、自腹でできるかぎり足を運んでいます。街の風景に溶け込んでいる様子やフラッと入れる親しみやすさがいいところですね」と臼井さん。

北九州市の屋台 種類豊富なおでんの後は「おはぎ」で締める !

 北九州市小倉北区の旦過市場の周辺に夜になると並ぶ屋台は、戦後まもなくから約50年以上市民に親しまれている。主なメニューは、おでんやラーメン、おにぎり、おはぎ。とくに、おでんの種類は何十種類とあり、しかも「蛸足500円」以外は1つ120円という安さだ。屋台の特徴は、「おはぎ」と「アルコール抜き」ではないだろうか。屋台の自主規制により、アルコール飲料を一切置かない(ただし持ち込みは可)。おにぎりとお茶を片手におでんを食べるのが小倉流として定着している。また、おでんの屋台にはおはぎがおいてあり、締めとしておはぎを食べる人が多い。
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